告別式その他

翌日土曜日は告別式と納骨。いろんな人と会う。オレが子供の頃にナニのソレのオジサンだのオバサンだの。何しろ今回は全て未経験のことを一通りやらなきゃいけないので、いろいろ勉強になる。此処の田舎の風習なのか、告別式では壇上に向かって10円玉を投げ銭する。また、納骨では骨壷からお骨を出して直接墓の中に入れてしまう。代々の遺骨を一つ墓の中にまとめるということなんだろうか。ふと見ると墓地の後ろの山の中で鴉が蛇を捕らえようとしている。長く触れたことのない、もはや自分には関係のないことだと思っていた土俗や血縁に突然晒されて、少しだけ腹の奥に重いものが溜まる。これら全てはオレの血の中にあるのだろうか。そういえば式場でも「君はF家の顔をしているね。すぐにわかったよ。」と故人の知り合いの方に声を掛けられた。これらの事は俺の中ではまだ整理がついていない。いつかまたどこかでこの感覚は蘇るんだろう。