竹中直人の恋のバカンスリターンズ2005 俺たちに明日はないっす

以前ここで紹介した『恋のバカンスDVD-BOX』の購入者特典DVDが送られてきたのである。短いながらこれが結構見ごたえがある。
収録されているのは以下のタイトル。
・その後の流しな二人(未公開映像を加えたDVDバージョン)
・双眼鏡で覗く人(DVDバージョン)
・不動産屋
・峠にて
・その後のとっくりブラザース(DVDバージョン)
・道に変なものが…(DVDバージョン)
・その後のナンの男
恋のバカンスDVD-BOX』には「時代を感じさせないシュールなセンス」があったと思うんだけれど、この『リターンズ2005』ではやはり同じことをやっているにも拘らずなぜか”21世紀”な”今”のスピードを感じるんだよね。それは本当にコンマ何秒の間合いの違いなのかもしれないけれど、それでもやはり現代バージョンな気がした。そして、やっぱり微妙な空気の按配がシュールで面白いんだ。

一文を短くって言うけどさ1http://blog.excite.co.jp/blog-jutsu/1582135/

あはは。オレはもう文章を短くしようなんて事ははなから諦めている。むしろわざと迷宮のような文章を書くのが好きだ。ブラウザがページを表示したときに、ドーンと文字が洪水のように現れるのが好きだ。ここで指摘されている「たまねぎ文」などは、錯綜した異様さが表現できるからオレなんか連発しまくりだ。そもそもオレは現実でもペラペラペラペラよく喋る人間である。しかも何か考えがあって喋ってるわけでもなく、ただ単に間が空くのが嫌だからその場で思いついたことを口に出しているだけなのだ。オレの文章はそれが正直に反映されているだけの話なのであって、こんなもん短くしたらそれはオレ自身ではないのである。
それにしてもみんななんで同じことをしたがるんだろうな。みんな同じコンビニみたいな文章だとつまらなくないか?

ツキヌケロ!

スミルノフ教授オフィシャル・ウェッブ・サイトhttp://prof.suemeweb.com/』で紹介されていたペプシの新製品の販促を狙ったらしい「ツキヌケロ!」というゲーム。というわけで、オレもバナーもらいましたころりん。みんなもやってみよう!

3121 / プリンス

3121

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プリンスの新作。昔結構プリンスがお気に入りで聴いていた時期があって、1stから『ダイアモンズ&パールズ』あたりまではアルバムを買っていた。最初にヤラレタのはあの『パープル・レイン』。いやあ、ベタベタのヌルヌルでしたねえ。R&Bとロックが合体して変態の味付け(?)をした名作です。丁度バブル真っ盛りの頃で、MTVでもディスコでも良くかかってました。ってかディスコ行ってたんかいオレ。はい、行ってました…。変態とは言いますが音も声も本人もファンキーにうねっていたということでしょうか。体を張ってファンクネスを体現していたということですね。ラブセクシー!


しかしその後のアルバムはどんどんアーティスティックに化けていき、一筋縄ではいかない鬼才・天才振りを発揮していたと思う。その中でもたった一人で楽器演奏をオーバーダブして製作された2枚組の大作『サイン・オブ・タイムス』は恐るべき集中力と緊張感を漂わせた傑作中の傑作でした。その後のアルバムではレーベルやバンドのごたごたもあったせいか散漫な音作りになって行き、オレのほうも聴かなくなっていました。


というわけで久々のプリンス、こうして聴くと昔聞いていた頃のプリンスそのままで、これが、なかなか良い。しかし贅肉の削ぎ落とされたぶっとくて黒い音はやはり凄みがあります。ヒットチャートも上昇中とのことですが、これまでのプリンスのいいところが凝縮されたアルバムって事なんではないでしょうか?オレは暫くテクノばかり聴いていた時期があったけれど、例えばデトロイトテクノのブラックネスとファンキーさを体験した後でプリンスに戻ってみると、ファンクの聴こえ方がまた違ってきて面白かった。
シングルカットされた『Black Sweat』のエレクトロ・ファンク、『Beautiful, Loved & Blessed』の美しいバラードに乗せられた相変わらずの絶叫、曲も粒揃いです。最近は移動時にはダブ・ミュージックをボリューム目一杯にして聴きまくり、部屋に帰ったらプリンスのこのアルバムをエンドレスで流しています。


ところでアマゾヌで「プリンスが最大50%オフ!」とか銘打たれているので見に行ったら… http://www.ikyu.com/area/brand/prince.htm