はてな障害しまくり情報

自分の日記を開こうとしたら「そんな日記はありません」とけんもほろろにはてなさんのアナウンスが。「?」と思いオレの日記に関わるいろんなサービスを開こうとしたら今度はログイン出来ないではないか。おおこれはいったいどうしたことだ。ひょっとして誰かとってもワルイ人にオレの日記が消去されてしまったの!?イヤ〜ン!
などと軽い被害妄想に至ったものの、気を取り直してはてな障害情報を見るとかなりの規模で障害が出てるという事実が。へえ。しかし理由が分かったからと言ってオレの日記が全て消えちゃったかも、という疑念は決して消えはしない。はてなはやるときはやるよ!そして考えたのは「オレ、日記が全部消えちゃったらどうしよう?」という事だ。うむ。しかしどうしようもこうしようも、消えた日記を戻す事ができないのならグダグダ考えても無駄だ。オレは諦めが早いのだ。それ以前に何が何でも復旧しなければならない重要なことが書かれているわけでもない。日記で知り合った多数の人とは既にリアルでも連絡が取れるからそれは困らない。日記しか知らない人とは縁があればまた日記を読む事が出来るだろう。ダメならもう読むことは無いだろう。ありがとうさようなら。まあなにしろ執着心も薄いんでな。
日記もアンテナもブクマも皆消えて、で、オレはどうするんだろう、と考えたが、きっとまた日記を書いちゃうんだろうな。でもきっと今度書く日記はもっと簡単になるだろう。IDはglobalheadじゃなくfumoとかfumofumoとかもうちょっと自分らしいものにしよう。しかしこれって何かに似てるな。大病して臥せって、命は取り留めたけれども、病床でこれまでの人生やこれからの人生を考える感じというのかな。…なーんて考えていると、はてなは何事も無かったようにいつもの状態に戻っていた。お前はもしかしたらメモリの藻屑となって消え去っていたのかも知れないんだよねえ、と自分の日記を見ながら思う。ヤベエ。自分の日記に語り掛けるなよオレ。そうか、やっぱり、執着は、あるんじゃん。

ウェス・クレイヴン's カースド

この頃いつにも増して日記を書く気力が無い。随分と前から「書く事が無い書く事が無い」とぼやき続け、どうでもいい事柄に無理矢理言葉を搾り出し、あーだのうーだの無意味な間投詞を入れて文章を水増しし、そうやって誰に頼まれた訳でもないのに益の無い無駄な苦労を自らに強いて日記を1本仕上げるのである。そうだ、こういうネタの無い時はDVDでもレンタルして、たいしたことのない映画のカンソーを意味ありげにグダグダと書き散らかすに限るわい、と、いつものように穴埋め記事を作る事を思い立ったのだ。
しかしレンタル屋に行くとなんだか長くてダルそうな映画や、カンソーさえ出なさそうなダメ映画や、カンソーブンを書くのに労力の要りそうな社会派ドキュメンタリーばかり並んでいるではないか。いかん。これでは穴埋め記事が出来ない。サクッと観られてサクッと記事の書けるもの。そうだ。ホラーだ。オレにはホラーがある。そう思って棚を探すと、《ウェス・クレイヴン's カースド》の名が。おおウェス・クレイブン。《エルム街の悪夢》他ホラーの良作を作り続けたこの監督の作品なら間違いあるまい。しかも脚本はクレイブン監督のあの大傑作《スクリーム》のケヴィン・ウィリアムソンではないか。なんだか作品名は聞いた事が無いのだが、一応劇場公開はされてるみたいだし、何の話題にもならなかったとしてもホラーではよくあることだ。
という訳で1本借りると例によってピザ食いながら観ていたのである。どうやら映画は現代の狼男を題材にした映画らしい。ティーンエージャーの弟とTV製作会社に勤める姉を主人公にしているらしい。この姉がなんだか陰気臭さが骨の髄まで染み込んだ女子で…って、よく見るとクリスチーナ・リッチはないか。さすがアダムス・ファミリー、陰気なわけだ。舞台はハリウッド、最初のシーンがマルホランド・ドライブで、ちょっとリンチを思い出すオレであるが、おお、いきなり車の事故!そして怪しい影!怪我をした姉弟は体に異変を感じ…って、要するに狼男になっちゃうんだろ。…なんかウダウダしてるな…。だから狼男なんだって。早く気付けって。…。テンポ悪い…。…。ああ終わった…やっぱりグダグダだった…。
という訳でカンソーを書く気にもならないグダグダのホラー、《ウェス・クレイヴン's カースド》であった。ウェス・クレイブンどうしてこんなもん作ったんだろうなあ…。あ、そうか、オレと一緒で、クレイブンも「撮りたい映画が無い」とぼやき続け、どうでもいい映画を無理矢理搾り出したんだろうなあ、と思ったんであった。映画監督が何のイマジネーションもインスピレーションもなく惰性で作った映画。オレの日記と一緒ではないか。そう気付くと「人の事は言えねえなあ」となんだか哀れになり、貶す事さえできなくなってしまったオレであった。