だって根がデブだから。

ポジティブ・シンキングという言葉があって、それは結構なことじゃないですか、おやりなさい、などと人には言い、自分も割りとポジティブな方なんではないかと思っていたが、よくよく考えるにオレの場合ポジティブに考えるとかいう以前に何も考えてないことに気が付いたのである。プラス思考とかマイナス思考とかではなくゼロ思考、思考してないということなのである。
肯定的とか否定的とかいうのは批評であるが、オレの場合ただ快いか快くないか、つまり原始的な欲望のみで動いているのである。批評なんかしていないのである。言ってしまえば動物、けだもの、アニマルであり、まかり間違えば健啖家の中国人民に美味しく料理されても致し方ない四足ぶりなのである。
キング・クリムゾンというバンドの皆さんにコンフュージョン・ウィル・ビー・マイ・エピタフと歌った曲があったが、オレの場合、脊髄反射・ウィル・ビー・マイ・エピタフなのである。即ちオレの墓碑銘には「ヤツは脊髄反射だった」と刻まれるであろうと言うことである。
ただ思うが人間って自分のことを人間だと思い込みすぎているよな。理性と知性は人を人たらしめているのだろうが、その理性と知性にがんじがらめにされてしまっていては元の木阿弥屁の河童なのではないか、それってつまんなくね?と、斯様に思う訳なのである。人間考えたら負けだと思ってますから!
あとpositive thinkingではなくてpositive sinkingだというギャグも考えたが、誰かがとっくに言ってそうだから止めるのである。ちなみに「根がデブ」はNegativeとかけているが、これは江口寿史のギャグであり、つまらなくてもオレの責任ではないのである。
よきにはからえ、たまにはわらえ。

スマン。DUBばっかり聴いている。

■Leggo Dub / OSSIE HIBBERT

レーベル≪トロージャン≫から多くのコンピレーションを監修し、≪トロージャン≫と決別した後、自身のレーベル≪ブラッド&ファイヤー≫を立ち上げ未発表音源/レア音源/初CD化など数々の素晴らしい作品を発表しコア・ファンから絶大な支持を獲得。また、多くのレゲエ・ファンが愛読する【The Rough Guide To Reggae】の執筆や大学での講義と、多岐に渡り活躍するレゲエ博士スティーヴ・バロウが新設したレーベル≪ホット・ポット≫から現在では、入手困難なオシー・ヒバートの『Leggo Dub』(78' Originally released on Cash & Carry Records of Orange Street, Kingston)が遂に初CD化!!ゲスト・ミュージシャンには、レヴォルーショナリーズ、ソウル・シンジケート、アグロヴェーターズが参加!! ダブ・ファン歓喜!!
http://www.beatink.com/br/brhp1004/brhp1004j.html

■Earthquake Dub / Ossie Hibbert & The Revolutionaries

《HOT POT》第2弾となるリリースは、プロデューサー/ミュージシャン/エンジニアとして名を馳せるOssie Hibbert。Ossie Hibbertは、70年代中期、キングストンのスタジオ≪Channel One≫と≪Joe Gibbs≫で多くのセッションを重ね、数々の名作を残している。その中でも≪Channel One≫の伝説的リズム・セクションThe RevolutionariesのドラマーSly Dunbarの“ミリタント・ビート”を誕生させ、レゲエ・ミュージックそのものを前進させた“ロッカーズ・スタイル”を生みだした功績は計り知れない。そして今回、自身のレーベル≪Earthquake≫からリリースされた相当なレア・アイテムとなっている初期ダブ・アルバムが遂にリイシューされる。
http://www.beatink.com/TheDeli/d_ab/brhp1002.html?body=brhp1002_f.html

もうなんだかDUBと名が付けば片っ端から買って聴いている有様である。そもそももうアマゾヌなどで取り扱ってるようなCDでさえないのである。マーケットとしてはかなり狭く日本でも千枚程度流通すればいいような音源なのではないかと思う。でもこれが素晴らしい。良いDUBを聴くのは何か鉱山でも掘り当てたような気分になる。
レヴォルーショナリーズはDUBの中でもオレが最も最初に聴いたバンドのひとつだ。高校生だった時に渋谷陽一がFMラジオ番組サウンド・ストリートでかけていたのがカッコよかったのである。実は田中康夫の「ブリリアントな午後」でもちょっと言及されてたりするんである。OSSIE HIBBERTについては不勉強でよく知らん。勉強しとく。「Leggo Dub」はグレゴリー・アイザックスのアルバム「Mr.Isaacs」のDUBアルバムであるらしい。「Earthquake Dub」ではデニス・ブラウン、ケン・ブースらのトラックがリカットして作られているという。全編トコトコ・トコトンと小気味いいリズムが駆け巡っておる。もうDUBさえ聴いてればあとは何もいらない気分だ。DUB最強。神。



■THREE PIECE SUIT / TRINITY


“AFRICAN DUB ALL-MIGHTYシリ−ズ”“MAJESTIC DUB”に続き、遂にこれも発売されます!!!これまで高嶺の花(壁の花)で全く手が出なかったレア盤“THREE PIECE SUIT”が何とボ−ナス・トラック2曲入りでのリイシュ−とあっては、レゲエ・ファンならば絶対に見逃す事は出来ません。70年代のル−ツDEE-JAYとして人気の高いTRINITYが1977年に発表した名盤で、MARCIA AITKEN“I'M STILL IN LOVE WITH YOU BOY”にト−ク・オ−ヴァ−した表題曲を始めとして、TRINITYの体臭がむわっと感じられる傑作曲揃いです!!!
http://diskunion.net/detail.php?goods_id=REGGAE-2290&sub=101&sub2=

レゲエ・ディージェイ、トリニティの泥臭いトースティングが全編に響き渡る傑作アルバム。なんだか知らない人が聴いたら”わあわあわおわお”言ってるだけに聴こえるのだろうか?しかしこの延々と続く唸り声みたいな声、これにはまると発酵食品系のなんともいえない実に旨味のある味わいへと変貌するのだ。ジャマイカ訛りって凄いよな。それにしてもQUEEN MAJESTY、いつ聴いても名曲!