■ピラニア3D (監督:アレクサンドル・アジャ 2010年アメリカ映画)
昨日アリゾナ州のビクトリア湖行ったんです。ビクトリア湖。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで芋でも洗ってるみたいなんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、スプリング・ブレイクにつきフェステボー&カーニボーの真っ最中とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、たかがクソ田舎のクソ湖なのにここまでチチとかケツとか出してぎゃあぎゃあ騒いでるんじゃねえよ、ボケが。
チチとケツですよ、チチとケツ。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人でチチとケツ鑑賞か。おめでてーな。
よーしパパ女子のチチが透けた濡れTシャツ拝んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、オレが密かに所蔵している裏モノAVやるからその場所空けろと。
湖ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
キャンプしている脳みその足りないクソバカどもが、いつジェイソンに襲われ血塗れの肉塊になってもおかしくない、
殺るか、殺られるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと湖に着いたか思ったら、隣の奴が、ピラニアが出た!、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、ピラニアなんてこんなアメリカのクソ湖なんかいねーんだよ。ボケが。
引きつった顔して何が、ピラニアが出た、だ。
お前は本当にピラニアがどんなものなのか知ってるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、ピラニアが出たって言いたいだけちゃうんかと。
ホラー映画通のオレから言わせてもらえば今、ホラー映画通の間での最新流行はやっぱり、
アレクサンドル・アジャの『ピラニア3D』、これだね。
突如現れたピラニアの群れのせいで、鮮血の惨劇が巻き起こる。これがホラー通の好み。
大量のクソバカ男女が無残な肉片と化してゆく。そん代わり妙に陽光がさんさんとしていて画面が明るい。これ。
で、それに無意味なぐらいチチとケツの映像がてんこ盛り。これ最強。
しかしこれをビデマで注文すると次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、リメイク版『エルム街の悪夢』でも観てなさいってこった。
『ピラニア3D』ッ!突然の地震で湖の底に生じた亀裂からヤツラはやってきたッ!それは太古より生き続けていた最凶の人食いピラニアの群れッ!折りしも湖のほとりではアメリカ中から集まってきた4万5千人ものクソバカ中のクソバカ男女がチチとかケツとか出してクルクルパーなフェステボー&カーニボーの真っ最中ッ!あたかもゴンズイ玉の如く沸いた人食いピラニアさんたちにとってこれはまさに嬉しい入れ食い状態ッ!殺れッ!殺ってくれッ!このクソバカどもが全員この世から抹殺されても人類の未来には何の影響も無いッ!むしろこれは喜ぶべきことに違いないッ!人食いピラニアさん、それは人類の救世主ッ!さあ、思う存分クソバカどもを食い散らかすんだあああああ〜〜〜〜〜〜ッ!!!
ええっと、輸入盤Blu-Rayで観ました。最初3Dメガネの付いたUK3D版買っちゃったんですが、これが見事に再生できなくて、も一回US版で買い直しちゃいましたよ。全く毎度のことですが無駄の多い人生生きてますよねオレ。しかし、「多分日本じゃ絶対やらないだろ」と思って輸入盤買ったのに、ついこの間日本公開が決まったそうじゃないですか。まあ、それはそれでよかったけど、「オレ、日本未公開だから輸入盤Blu-Rayで観たんだもんね」って威張り腐ろうと思ってたのに、これじゃああんまり威張り腐れないじゃないですか。くそうなんか悔しい。せっかく買い直してまで観たのにさあ。けっ。
いやしかし、話題の通り面白い映画でしたよ。バカアホどもが大量虐殺に遭うんですが、観ていてずっと「死ね死ねみんな死んでしまえ」とゲラゲラ笑いながら観てしまいましたね。冒頭から新たな登場人物が現れるたび、「こいつも死ぬ!あいつも死ぬ!楽しいのう!楽しいのう!」と夢と希望で頭ん中はち切れそうでしたよ。なにしろお話はピラニアにみんな食い殺されるってだけですから、Blu-Ray観てるときは英語字幕にしてたけど、途中から字幕さえ読む必要を感じませんでしたね。見世物に徹底しているからそれも可能なんでしょうね。そういった部分も優れた映画だと思いました。
しかしこれだけロケーション的に明るい場所ばっかりのホラーも珍しいですよね。怖い、というよりも、徹底的に血塗れの徹底的なバカをやりましたあ、ってなナンセンスさが光る映画ですよね。しかもスコーンと突き抜けた眩しいほどのバカさ。カリフォルニアの青いバカ。バカにもセンスが必要ですが、この映画で監督アジャは一つ図抜けたバカをやってくれました。素晴らしい。
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