
この間の日曜日は相方さんと一緒に上野の国立西洋美術館へ展覧会「チュルリョーニス展 内なる星図/北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより」を見に行きました。
混むのが嫌だったので朝早く出て9時半ごろに上野駅に着き、駅そばで軽く腹ごしらえをして国立西洋美術館へ。ちなみに上野駅の駅そば、コロッケ蕎麦を食べましたがこれが割と美味しかった。
以前は結構美術館通いをしていましたが最近はめっきり行くことが無くなり、国立西洋美術館は久しぶりです。この日は気温が高めになるらしかったので軽装で行きましたが、確かに過ごしやすい日でしたね。

国立西洋美術館、懐かしいなあ!なんて言いながらまずは「北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより」。会場は小振りでしたが、シリーズ全46図に、「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」を加えた全48図が公開されていました。

まずはお馴染み、「神奈川沖浪裏」。全46図ある『富嶽三十六景』の中で最も有名な作品でしょう。1831年頃、天保の改革時期に制作され、房総から江戸へ向かう「押送船(おしおくりぶね)」と、その背後に聳える富士山がダイナミックな構図で描かれています。

そしてこれも有名な「赤富士」こと「凱風快晴」。朝日を浴びて赤く染まる富士の姿が大きく描かれています。画面下には樹海、空にはいわし雲、富士の山頂には雪渓が残り、これらが混然一体となって雄大な自然の情景を映し出しているんですね。

お次は「チュルリョーニス展 内なる星図」。チュルリョーニス、実は初めて知った名前なんですが、リトアニアの国民的芸術家であり、作曲家と画家の両分野で類いまれな才能を発揮した人物なんだとか。ロシア帝国の支配下にあった当時、リトアニア固有の文化やアイデンティティを重んじ、リトアニア音楽の発展にも大きく貢献したのだそうです。

《祭壇》1909年。階段状のピラミッド状構造に塔や騎士などのモチーフを重ね、人間精神の上昇と宇宙的な広がりを象徴が凝縮され、神秘的で荘厳な雰囲気を醸し出しています。

《リトアニアの墓地》1909年。作者の故郷リトアニアの伝統的な墓地を題材に、木製の十字架や墓標を幻想的に抽象化して描いています。緑がかった神秘的な空間に星々が散りばめられ、民族の記憶・祈り・死生観を静かに表現した作品です。

《レックス(王)》1909年。作者最大の作品で、宇宙の支配者「Rex」を玉座に描き、異なる宗教の神概念を融合させた象徴主義の集大成です。火の祭壇、水・大地・空の四大元素、多世界の層構造を神秘的に構成し、光と闇の二元性を交え、精神的上昇と宇宙の調和を荘厳に表現しています。

美術館を出ると上野公園はお花見に訪れた人たちで賑わっていました。結構いろんな国籍の方がいて、実は上野公園って東京でも沢山の外国の方が訪れる場所なのかもしれません。

最後に上野駅で甘味を軽く頂いて帰りました。そういえば最近、花粉のせいで鼻炎がひどくて、この日も鼻炎薬を飲んでから出掛けたんですが、薬のせいで帰りはひどく眠たくて、帰ってからもしばらく昼寝していましたね。
(おしまい)