大瀬崎に行って神社やらビャクシンやら神池やらを眺めてきた

三連休中日の日曜日は相方さんの運転する車で静岡県沼津市にある大瀬崎にいってきました。これ、相方さんのライフワークである「海辺の鳥居を見に行く」の一環で、この大瀬崎には引手力命神社(大瀬神社)という神社があり、その鳥居を目指したということなんですね。

地図の赤いポイントが引手力命神社になります。伊豆半島駿河湾側と言えば地元の横浜から随分あるので、朝早く(8時半頃)から出発することにしました。この日は晴天というほどではありませんでしたがそこそこに天気が良く、高速道路から常に富士山がドーンと眺めることができて、結局この日は一日中富士山を拝むことになりましたね。

途中サービスエリアで休憩を挟んだりしながら大瀬崎には12時半ごろに到着。大瀬海水浴場に車を止めましたが、ここってかなり有名なダイビングスポットらしく、ウェットスーツを着たダイバーの方たちが今まで見たこともないぐらい集結していてびっくりしました。写真は大瀬海水浴場から眺めた富士山。

到着して早速腹ごしらえ。カツカレーを注文したんですが、カツのあまりの大きさにたじろいでしまいました。お味のほうもなかなかよかったですよ。

引手力命神社は海水浴場のすぐ先にあります。まずは鳥居。

さらに鳥居。

引手力命神社です。

ところで大瀬崎にはビャクシン樹林という場所があるのですが、これ、実は天然記念物なんですね。

www.city.numazu.shizuoka.jp

どうですかこの怪しげな威容。こんな具合に不思議な形にねじくれたビャクシンがそこら中に生えているんです。

これなどは樹齢1500年といわれるビャクシンで、引手力命神社の神木となっています。

さらに大瀬崎には「大瀬の神池」と呼ばれるちょっと不思議な池があるんですね。

地図で見ると大瀬崎の突端に針穴を思わせる形状をした池があるのが分かると思うんですが、実はこの神池、すぐ隣が海だというのに淡水の池なんですね。

実際の神池。樹木に囲まれた静かな池で、数メートル先が海だなんてまるで思えません。伊豆の七不思議のひとつとされているのだそうです。

そして淡水魚である鯉が大量に生息してるんですよ。写真だとよく見えないかもしれませんが、手を叩いたら沢山の鯉が口をパクパクさせて寄ってきました。鯉に限らず鮒・鯰などの淡水魚が約3万匹生息しているのだそうです。

こちらは伊勢大瀬崎灯台。遠くに富士山が見えます。伊勢大瀬崎灯台は海水浴場とは反対の場所に建っているんですが、潟に囲われた水面の静かな海水浴場と比べ、こちらは駿河湾の荒波の押し寄せる実にワイルドな海でした。ほとんど同じ場所なのにこんなに違うんですね。

この日見た富士山のベストショットもこの灯台の場所から見える富士山でした。頂上にちょっとだけ乗っかった雪の様子も風情があって、なんだか広重あたりの浮世絵に出てくるような美しい姿をしていましたね。今まで見た富士山の中でも一番綺麗に見えた富士山だった。

こんな具合に大瀬崎を1時間ほどぶらぶらして、2時半ごろに帰路につきました。帰りは若干の渋滞に巻き込まれながら、家についたのが8時過ぎ、楽しかったけど海風に吹かれて少々体が冷えたし、やっぱり長時間のドライブは疲れましたね。帰ってからたっぷりお風呂に入って体を温め、その後夕食を食べながら相方さんとビールで乾杯。この日あったあれやこれやを話題にして盛り上がりました。

(おしまい)