
オレは”お茶”というヤツが苦手である。コーヒーも含め、緑茶、紅茶、烏龍茶、等々、一般的に”お茶”と呼ばれるものがだいたい苦手なのだ。
嫌いという訳でもなく、全く飲めないということでもない。朝はコーヒーを飲むし、お昼にはなにがしかのお茶を飲んでいる。どれも1杯だけなら飲む。だが2杯3杯と飲む気になれない。食事の時に嚥下を促すための”味覚のある暖かい飲料”を添えたいだけで、特に好んで飲んでいるというものではない。ましてやお茶を飲むことだけを目的に飲むことがほとんどない。いわゆるティーブレイク、お茶を飲んでちょっと一息、ということをしない。
一つはオレがカフェイン耐性の低い体質だというのがある。カフェインの入った飲み物を過剰に摂ると気分が悪くなるのだ。体や頭が若干痺れたようになるのである。これはコーラのようなカフェインの入っている飲料水でもなる。だからどのお茶も飲んでも一杯だけだ。アルコールなら人並み以上に飲めるのにカフェインは人並み以下というのが笑える。ビールならジョッキで4、5杯はいけるのに、コーヒーは2杯以上飲むと具合が悪くなる人間なのだ。なにか妙なバランスで成り立っている体なのだろう。
「カフェイン耐性が低い」と書いたが、面白いことに、それぞれのお茶によって気分の悪くなり方が若干違う。コーヒーだとどんよりと気分が悪くなり、紅茶だとぐわんぐわんと気分が悪くなり、緑茶だとじっとりと気分が悪くなる。ちなみにコーラだとガツンと気分が悪くなり、これが烏龍茶だと胃の調子まで悪くなる。それぞれのお茶の、カフェイン以外の成分によって、吸収のされ方が違うからなのかもしれない。これはアルコールを摂取したとき、ビールやウイスキーやワインそれぞれに酔い方が違うのと似ている。ちなみに安い酒ほど嫌な酔い方をする。そして良い酒は悪酔いをしない。
もう一つは基本的にあまり水分を摂らない人間だというのもある。ビールをジョッキ何杯も飲むような人間が何を世迷い事を、とそしられるかもしれないが、あれは”酒”であって”水分”ではないのである(超論理)。もともと、お茶に限らず水すらあまり飲まない。健康に悪い、という指摘は置いておいて、別にそれを信条にしているというのではなく、なにしろどうもそういう癖のついた人間なのだ。もちろん夏場の暑い盛りに汗を大量にかいたときなどはスポーツドリンクを飲んだりはするが、それは生命維持に必要だからであり、それ以外ではそれほど”喉が渇く”と思ったことがない。
そんなだから随分と若いときに、夏場になるとどうも目が渇いたり唇が渇いたりするなあと不思議に思っていたのだけれども、後々になってからそれは普通に体内の水分が足りなくなっていた、ということに気付いたぐらいである。つまりそういった状況になってもなかなか”喉が渇いた”という反応を示さない体質のようなのだ。
それと他に、お茶を何杯か飲んだ時、水分を多めに摂った時の、胃がたぽたぽいっているのを不快に感じてしまう(じゃあビールなら、とは言わないように)。そもそもたいした美味しいと思っていないものを多く摂取すると体が拒否反応を示すということでもある。それとちょっと水分を多めに摂るとトイレに行く回数が格段に増えるのが疎ましい、というのもある。
とまあここまで如何様な理由によりお茶が苦手なのかを書いたが、好んで飲むお茶も幾つかはある。特に夏場は麦茶やジャスミン茶をピッチャーに入れて冷蔵庫に常備している。ジャスミン茶はカフェインが含まれるが、なぜかこれを飲んで難儀したことがない。また最近食事の時は、ノンカフェインということでルイボスティーをよく飲んでいる。カフェインは胃も荒れるので、このルイボスティーは割と重宝している(全く胃が荒れないわけではないらしいが、カフェインと比べたら微々たるものである)。疲れた時に甘いミルクティーやココアを飲むこともある(ただしカフェオレはダメだな)。これは水分というよりも糖分を摂る目的ではあるな。
まあ実のところ、飲むことは飲んでいる。ただ全体的にいうなら、人よりはお茶を飲まないし、それほど好んで飲まないという話であった。そんな人間なので、ペットボトルや水筒を持ち歩きのべつまくなしお茶を飲んでいる方たちのことを不思議に思っていたのだが、もちろんこれはオレの偏った感想であり、皆様にあらせられましては十分に水分を摂って日々健やかに過ごしていただきたい。
