「アレ」は面倒くさい。

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「アレ」というのは世に言うCovid-19、新型コロナウィルスのことである。もうなんというか名前を出すのも疎ましいので「アレ」と表記することにする(そもそもあまりに疎ましいのでオレはTwitterでも「アレ」の話題を出すことが殆どない)(やはり疎ましいという理由でもう一つの「アレ」=「例の戦争」を話題にすることもしない)。

2019年12月に中国某所(知っているがあえて書きたくない)で発生した「アレ」は瞬く間に世界に広がり、詳しい経緯はどんな人でも知っているだろうから割愛しつつ、まあ、なんというか、世界中で沢山の人が亡くなったわけだ。とはいえ、最初は「新たなる恐怖の死病」認識だったものが、ワクチン開発&接種で収まってはいないが収まったようなよくわかんない状況の中、今後も不透明だがウィズだがウォズだかなことにしよっか?していいよね?という事になりつつ今日に至る「アレ」である。

「アレ」にならないためにはどうしたらよいか、というのも周知の事なので割愛するが、手洗いうがいマスクなんてのはもうほとんど習慣化しているので特に面倒だとは思わない。ヤンボーマンボー警報発令時には飲みに行くことができないのでちょっとキツいが、それも粛々と受け止める。映画館閉鎖はちょっとキツかったが、これも最初の年だけでその後施行されていないから安堵している。逆に言えばオレは「アレ」は怖いができるだけ飲みに行きたいし映画も観たい、というゼロリスク至上主義の方から見るととんでもない人間なのかもしれない。

さて今回書きたかったのはそういったことではない。「アレ」が面倒くさい、というのは、例えばちょっとした体調が悪い時に、「アレ」なのかどうなのか?といちいち心配しなくてはならない面倒くささである。2年近く「アレ」と関わっているけれども、2年もあれば体調の悪い日など何日もある。オレのような年寄りならなおさらだ。

「アレ」が流行り始めたことにより体温もよく計るようになったが、37度前後でなんだかよく分からんが平熱より高め、でも高熱ではない、つまりは微熱、なんてことはこの2年で何度もあった。そもそもこれまで自分の平熱や一日の体温の動き、さらに疲れや何やらで微熱が出るのかどうかすら把握していなかったのに、この「微熱」は実は知らなっただけでいつもこんなだったのか、それとも「アレ」のせいなのか、判断ができないのだ。

そもそも37度以下の体温は微熱とすら呼ばない。じゃあなんなんだ。放っておいていいのか。とはいえこの体温では「ちょっとした体調不良」ではあったとしても病院も相手にしてくれないし会社を休む理由にもならない。じゃあどうしたらいいんだ。というかどうしたらもこうしたらも、まあ知らなかったことにして仕事行くわな。人手の全然足りない職場で、ちょっと体調悪いぐらいで休めなんかしないんだよ。少々体調悪いぐらいで会社休んでたらオレは毎月3,4日は休んでるよ。年寄りだしな。でも仕事は行くけれども、ただし映画観に行くのは考えちゃうし、とりあえずは相方とは会わないことにするわな。

春になったらなったで今度は花粉症の季節到来なんだが、今年は目のかゆみや鼻水の他にやたら咳が出たんだよ。もうだいたい収まったんだが、こんな咳出たっけ?と思ったわけだよ。昨今のオミクロンだかサイクロンだかは喉に来るっていうからやっぱり心配するじゃないか。でも熱なんか出てないんだ。じゃあやっぱり花粉症なのか。だけど始終ゲホゲホ咳していたら周囲もいぶかしむじゃないですか。かといって咳ぐらいで会社休めないしな。人手の全然足り(以下略)。

なんなんだろなーと思ってたら今度は濃厚接触で職員一人一週間ロストしてな。ここでオレが休むようなことがあったら人手の足りてない職場ストップだな、ストップはしないにせよ「アレ」以外の理由で何人かぶっ倒れるよな。じゃあどうするかって、やっぱり花粉症ってことにして出社するわけですよ。確かに検査ってテもあるんだが、さっき書いたようにオレは割と体調悪い日がそこそこあるんで、そのたびに検査してたら月いちで検査しなきゃならないほどだ。それもなあ、と考え始めるとまたぞろうんざりし始める。そんなこんなでウダウダ心配しなきゃならないって部分で、「アレ」ってホントに面倒くさいと思っているわけなのだ(というか休みくれよ会社)。