■BRONSON / Bronson
グラミー賞ダンス/エレクトロニック部門ノミネート・アーチストであるODESZAとシドニーで活躍するディープハウス・ユニットGoiden Featuresによる新プロジェクト、BRONSONのニューアルバム。エモーショナルで力強いメロディと、美しくドラマチックな曲展開、時としてダークにメランコリックに響き渡る電子音、どの曲を聴いても実にバランスが良く完成度の高い名作アルバムで、今年を代表するエレクトロニック・アルバムの1枚となるかもしれない。今回の超オススメ作品。
■Civic Jams / Darkstar
UKダブステップ・セカンド・ムーヴメントを担うアーチスト、Darkstarの5年振りとなる新作アルバム。ナイーブかつメランコリックなメロディと内省的なヴォーカルで綴られる曲の数々は肌寒い日の陽だまりの様に心に響いてくる。お気に入りの1枚。
■Alterity / Various Artists
ロンドンのレーベルHoundstoothからリリースされた最新作コンピレーションは世界中に散らばる15人のエレクトリック・ミュージック・プロデューサーの作品により構成される。非常に先鋭的かつ脱構築的な作品が並ぶが、トータリティーとしてはとっちらかった印象を受ける。
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■< 3 / AtomTM
チリで活躍するプロデューサー、ウーヴェ・シュミットのAtom TM名義による新作はAIを使用したとか言うエレクトリック・ミュージックだが、これがもう変態的な音の連続するインダストリアル・ビート作品で、なかなかに非人間的で面白いのだ。
■Luke Vibert Presents: Rave Hop / Luke Vibert
UK出身のエレクトリック・ミュージック・プロデューサーLuke Vibertの新作はレイヴとヒップホップを掛け合わせた90年代レイドバックなビート・ミュージック。
■The Season Series / John Beltran
オランダ老舗名門レーベルDelsinからリリースされたデトロイト・テクノ・レジェンドJohn Beltranの新作。穏やかで暖かな旋律に満ちたアンビエント/メロディック・ハウスで、疲れた時はこればっかり聴いていた。お勧めアンビエント作だよ。
■Træns / Prins Thomas
ノルウェー出身のプロデューサーPrince Thomasの7作目となるアルバム。これまでのエレクトロ・ディスコ路線からトランス・ミュージックに舵を切った作品となるが、これがなかなかに好作品でお気に入り。
■locus error / Various Artists
ロシア出身のフィメールDJ、Nina Kraviz主催のレーベルTripからリリースされたなコンピレーション・アルバム。実にアグレッシブなトランス・ミュージックの数々が並ぶ。