横浜のちょいとした外れに「カピバラ・カフェ」が出来たらしいんですね。猫カフェや犬カフェ、梟カフェがあるこのご時世に、カピバラ・カフェが今まで無かったこと自体が不思議でならなかったんですが、やっと隻眼の経営者が現れたという事なんでしょう。というかさ、お金持ってたら、オレがやってみたかったよカピバラ・カフェ。
お店の名前は「カピバランド PUIPUI」。横浜市営地下鉄センター南から歩いて15分位の所にあります。バスだともうちょっと早いようですが、歩いてゆくと途中でイイ感じの公園があり、これからカピバラと接する楽しみをさらに豊かにしてくれるんですよ。
お店は商店街の一角にあって、そこがまた不思議な感じなんだけど、ウィンドウの前には「見学台」があり、入店しなくても中のカピバラを目撃できる、という心憎い作りになっています。
入場料は現在キャンペーン期間中という事でおとな500円、こども300円。カピバラ3頭と触れ合うだけでこれを高く感じるか安く感じるか、ということなんですが、入場した後の感想は、決して高くない。それだけ満足感がありました。また、一度入園したらその日は何度でも出入りできる仕組みになってます。
何はともあれ入場!入場料を支払いお店のスタッフの方から紙コップに入ったエサを手渡されます。この時注意を受けたのは「ズボンやスカートの裾、靴紐などを齧るので注意してください」とのこと。おお、元気があってよろしいじゃないの!そしてこれがお店のカピさんたち!
カピさんたちのいる場所は柵で区切られているんだけど、柵の中は入場可能。そしてまたこのカピさんたちが元気で元気で!
「ご飯おくれよう~」と早速スカートの裾を引っ張られています!
「ご飯!?ご飯!?」と動きの激しいカピ!
オレに撫で転がされ法悦状態のカピ!
「ご飯美味しいなあモグモグ」
「おじさんどこから来たの!そしてご飯はどこ!?」
「ご飯見つけた!」
「……ん?なんか抱っこされてるぞ?」
やっぱりジーンズ齧られた!
いや~なにしろ元気がよくて元気がよくて、おまけに毛並みの色つやもよくて、ここ最近出かけた動物園で触れ合いしたカピバラの中でも最高峰に健康極まりないカピさんたちでした。
やっぱりねー、大きな動物園だと入園者も多く、その分ストレスも多くてカピバラが疲れちゃってて、ちょっと不健康そうに見えるカピもちらほら見かけたものですから、カピは大好きだけどこうなっちゃうのは可愛そうだなーと複雑な心境だったことが最近行った動物園では多かったんですよ。
ところがこの「カピバランド PUIPUI」はカピバラの飼育だけに特化していて、おまけに清潔な環境で温度・湿度管理が徹底しており、お店の方が常に側に付いて目を掛けているものですから、カピバラたちの元気さが段違いなんですよね。当然、愛情もたっぷり注がれて飼育されているのでしょう。
こういう部分で、他のカピバラを飼育している動物園とは全然違うのが肌で感じるんですよ。ここがカピバラ好きにとっては「料金は決して高くない」と思わせる理由なんですね。飲食物は無かったですがまさに「カピバラ・カフェ」なのですよ。
そんな訳で最近では最高に楽しかったカピバラ体験でした。カピバラ好きは是非行くべきだし、ちょっと興味のある方でも、動物園の混雑に出向くよりは気軽にカピバラ体験ができるという点でお勧めできますね。これからはグッズも充実させるということなのでそちらのほうも楽しみです。また行こう!
「また一緒に遊ぼうね」
(おしまい)
こちらも併せてどうぞ。
【カピバランド PUIPUI】
■住所
〒224-0007
神奈川県横浜市都筑区荏田南5-8-13 1F■営業時間
11:00~19:00(近隣駐車場有り)■アクセス
東急田園都市線「江田駅」からバス7分
横浜市営地下鉄「センター南駅」からバス6分
バス停「折田公園前」下車徒歩3分