iPhoneのガラスを割っちまい修理した。


4月の頭のことなので少々前の話になるのだが、所有しているiPhoneのガラスを割ってしまうという悲惨な目に遭ってしまった。去年の12月に即金10万円払って手に入れたiPhone6S:64GBである。買って4ヶ月しか経っていない10万円の品物をぶっ壊すのはかなり痛かった。理由はと言うとタバスコの瓶を落としたからなんだよね…。ピザ好きでありピザが主食でもあるピザ体形のオレが、ピザになくてはならないタバスコの瓶でiPhoneを壊したのだから因果なものである。
あっちゃー補償も入ってないし、修理にいったい幾ら掛かるんだ…ととりあえず調べてみる。Apple正規店以外の修理店で直すと安く上がりそうだが、どうやらこれ、純正部品使ってないらしいから直したとしてもガラスの強度が信用できない。さらに正規店以外で修理すると次回正規店で修理できないという。というわけで正規店を探してみたが、Apple販売店とかキャリアーに直に持ち込むだけではなく、正規に委託された修理店があるのらしい。そういったお店もどうやら混み合いそうなので、ネットで時間予約してその店に出向いた。データのバックアップは以前買い直した時にiCloudをデータ容量増量して契約してあったので難はなかった。
お店で調べて貰ったところとりあえず破損はガラスだけで内部機器には影響なさそうだという。修理代金は部品代12787円に技術料3197円を加えて15987円。ただし内部機器に故障が見つかった場合を考えて最初の見積代金は37584円となる。逆に言うとiPhoneを内部機器ごとぶっ壊すと修理金が37584円ということになるらしい。ガラスが壊れたまま使っている方もたまに見かけるが、使用しているうちに内部機器に故障が出て来る場合があるらしいので注意したほうがいいと思う。ちなみにAppleCare+に加入していてもガラス修理代金は11800 円 (税別)だとか。
修理期間は1週間ほど掛かると言われたが、この間特に代わりのiPhoneを貸してもらえるわけではないようだ(後で調べるとApple正規サービスプロバイダやApple Store直営店では代替機貸し出しサービスがあるらしい)。SIMカードだけは取り外されて渡されるので、もし昔のiPhoneを持っているのならSIMアダプターを使うなり(先代機とSIMの大きさが違うらしい)ジェイルブレイクするなり(キャリアー縛りの機械だと使えないらしい)して、最低限Wifi経由で使えるかもしれない。その辺は大雑把に調べただけなので本当はちょっと違うかもしれない。ただどちらにしろ面倒なので自分はやらなかった。
さて修理自体は4日ほどで終わったらしく、連絡が来たので早速取りに行った。この時保護フィルムも勧められたので1700円もしやがるシートを貼ってもらった。数千円するガラス強度のシートもあるらしいが、これ以上散財したくなかった。保護シートのあの値段っていったいなんなの?それにしてもバンパーはしてんだけど、まさかガラス面に直接モノ落とすとは思ってなかったなあ…。という訳で修理代金とシート代で2万円弱掛かってしまったというわけである。
それにしても最初思ったのはiPhone無しで1週間余り生活できるのだろうか、ということである。だいたいオレは家電持ってるし、そもそも殆ど電話を使わないし、連絡を取る相手はせいぜい相方さんだけという人間関係の限りなく希薄な人間なので、相方さんとはPC上でSNSなりGoogle Mailを使うなりして連絡が取り合えたのでそれほど苦労しなかった。音楽に関しては以前からSONYウォークマンを別に携帯して使用しているのでこれも問題ない。他に使うとすれば地図や電車経路や天気のアプリである。これも実の所無くてもなんとかなった。だいたい自宅や会社のPCでなんとかなるのである。あとは暇つぶしでネットを眺めるぐらいだが、通勤時はいつも読書してるし、職場でiPhone取り出して眺めるのは休み時間ぐらいなものだから、これも苦にならなかった。
こうして考えると、スマートフォンって、あれば確かに便利だけど、実は無くてもなんとかなるんじゃないの?という事実に行きついてしまった。だからといって今持っているiPhoneを手放したりとか次回購入を見送るとかいうことは思わないのだけれども、それでも、以前よりiPhoneを眺める時間は随分減ってしまった。そんなに使いたくて使ってるわけでもなかったんだなあ、というのが分かってしまったのだろう。なんだか変な気分である。