廃墟と化したニューヨークでドンパチ市街戦!!〜ゲーム『ディビジョン』


廃墟と化したニューヨークを舞台に、自律部隊「ディビジョン」のエージェントとなり危険な略奪者たちと市街戦を繰り広げる!というのがこの『ディビジョン』であります。
ゲームスタイルはTPS(サードパーションシューティング)にRPGの概念が加えられており、レベルアップ、スキル獲得、武器のアップグレードなどのカスタマイズでどんどん己を強くして敵と対抗する、という部分が実に楽しいんですね。要するにガン・シューティングTPSにスラッシュ&ハック的な要素を持ったゲームで、これがもう止め時の見つからない面白さなんですよ。ゲームプレイはあっちの壁こっちの遮蔽物へと次々にカバリングしつつ敵を粉砕してゆくプレイスタイルが基本となるでしょう。
ところでなんでニューヨークが廃墟になったのか?というとこれがバイオテロによるパンデミックとそれによる大量死、大混乱が原因となっているんですね。こうして街は食料、水、電気の枯渇、そして最悪と化した治安状態の中に置かれている、というわけなんですね。もうね、この廃墟となったニューヨークをオープンワールドで再現したビジュアルが実に堪んないんですよ。

しかも季節は冬、こんこんと雪が降り街のあちこちには雪だまりができ、物凄く寒々しい光景が広がっている、というのがまたいい!もちろんこのニューヨークの街並みは微に入り細に渡り作り込まれた美しいビジュアルで描写されており、こういった「廃墟のニューヨーク散策」といった部分も味わい深い!いやーもういつだか行ったニューヨーク旅行を思いだすわ!(注:真っ赤なウソです。ブログ主は行ったことなんかありません)
そしてそんなニューヨークを舞台にドンパチ繰り広げる、ニューヨークを殺戮の舞台に化してしまう、というのがなにしろ素晴らしい!まあパンデミックだなんだ言ってますが、製作者多分「ニューヨークで市街戦やりてえ!」と思って作っただけだと思います。でも大正解です。あと、ゲームのGUIが他の追従を許さないってぐらい実にサイバーでカッコイイ、というのもポイント高いですね。
ゲームの原題は『Tom Clancy's The Division』、そう、あのトム・クランシ―物のゲームなんですよ。そもそもはジャック・ライアン・シリーズなどのミリタリー・スリラー作家なんですが、自らの名を冠したゲームも多く監修しているんですね。それも『レインボーシックス』『ゴーストリコン』『スプリンターセル』といったどれも超有名なシリーズばかりで、いやーオレも沢山プレイしましたよ!全体的にタクティカル要素の強いTPSが多いんですが、どことなく突き放したようなシステムが特徴で、同じミリタリーでもFPSゲームコールオブデューティー』シリーズあたりとはまた違った味わいのあるシューターって所が魅力でしたね。

この『ディビジョン』もトム・クランシ―物のゲームっぽい、といえないこともないんですが、まあクランシ―ご本人がもう亡くなっちゃってるんで、実の所どんな部分でクランシ―さんが関わってるのかよく分かんないですけどね。まあ単なる名前を借りたフランチャイズなのかもしれませんね。
それとこのゲームはオンラインを中心的な要素として製作されており、基本的にソロプレイでも攻略はできますが、Co-op(協力)プレイでも楽しめるように作られているんですね。ソロでゲーム中にオンラインで人を集めて協力しながら攻略もできる、というわけなんですよ。…まあしかし、オレ、ソロプレイが好きなのでCo-opはやんないんですけどね…いやあ人見知りなもんで…。
それにしてもミッション毎にラストに溶岩石のようにカテエ敵が出て来るのが実にRPGのボスキャラぽくてなんだか妙に可笑しい…そして楽しい…。世界観、ゲームスタイル、ビジュアルとどれも実に研ぎ澄まされた内容のゲーム『ディビジョン』、実に中毒性の高いゲームなのは間違いないです。みんなでやろう!
http://www.youtube.com/watch?v=9FR7mo5vdP0:movie:W620

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ディビジョン - PS4

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