【インド名作映画週間】WEBサイト「Timeout London」の選ぶインド映画ベスト10作品を観る

インド映画も新しい作品はだいたい観たので、そろそろ古い名作といったものを観てみようかと思ったわけである。しかし"名作"と呼ばれる作品とはどういったものなのだろう?例えば一般的に「世界の名画ベスト10」だの「100」だのといったものがあっても、それは選者の母集団の嗜好と基準によって様々になる。だから見る人が見ると「あれが入ってない、これが入ってない」ということが往々にしてある。これがハリウッドやヨーロッパの映画だと「これはこういうタイプの人が選んだランキングなのだな」ということは割と分かるが、インド映画となると情報が少なく、どのように観ていけばベストなのかが判断できない。
今回"インド名作映画"の基準としたのはWEBサイト「Timeout London」の【The 100 best Bollywood movies】である。ただやはりこのランキングにも賛否があるようで、「インド映画通信」さんの「物議をかもす「ボリウッド映画トップ100」」という記事では「インディアン・エクスプレス」紙がこのランキングにあれこれいちゃもんを付けているといったことが報告されている(というかこの「インディアン・エクスプレス」紙も文句があるなら自分の所のランキングを載せるべきだと思うが)。ただまあオレ個人はインドの古い映画なんて全く知らないド素人だし、ひとつの指針として観るには十分機能すると判断してこのランキングから採ることにした。そして今回はこのサイトのインド映画ベスト100作品から上位10作を選んで視聴し、簡単なレヴューを書いておこうと思う。以下がそのベスト10作品となる。

1. Sholay (1975)
2. Mughal-e-Azam (1960)
3. Mother India (1957)
4. Dilwale Dulhania Le Jayenge (1995)
5. Pyaasa (1957)
6. Guide (1965)
7. Deewaar (1975)
8. Lagaan (2001)
9. Pakeezah (1972)
10. Amar Akbar Anthony (1977)

ただしこのうち、『Dilwale Dulhania Le Jayenge』『Lagaan』は既に視聴済みで感想も更新してあるので、今回は残り8作品の感想を書くことにする。8作品は5日間に分けてランキングに関係なく順不同で更新する。では行ってみよう!