本日はアダム・サンドラー、アクシャイ・クマールの誕生日である。あ、あとオレも。


アメリカの映画俳優アダム・サンドラー。コメディ映画を中心に出演し、日本での知名度はイマイチだが、アメリカでは相当の人気を誇っている俳優だ。『50回目のファースト・キス』や『再会の街で』が代表作となるのだろうが、個人的には『リトル★ニッキー』や『エージェント・ゾーハン』あたりが好きだ。今年公開予定の『ピクセル』という映画は結構楽しみにしている。なんだかヌボーッとした顔つきと、全体的にヌボーッとした体形が特徴的で、「面倒見のよさそうなアンチャン」といった風情が好感度高い。このアダム・サンドラ―は1966年の9月9日生まれであり、今日で49歳になる。お誕生日おめでとうございます。

アクシャイ・クマールはインドの人気俳優で、コメディからアクションまで幅広くこなし、主演作品はどれもヒットを飛ばしている。オレが劇場で初めて観たインド映画は『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』という作品だったが、これの主演がアクシャイだった。その後よくインド映画を観るようになってからは、観る映画観る映画どれもアクシャイ主演だったりしたことさえあったが、その中で好きな作品というと『Rowdy Rathore』とか『Special 26』 あたりかな。『Housefull』シリーズもいいよね。なんだかヌボーッとした顔つきと、全体的にヌボーッとした体形が特徴的で、なんとなくアダム・サンドラーに似ていないことも無い。彼は1967年9月9日生まれで、今日で48歳になる。お誕生日おめでとうございます。

さて、ハリウッド、ボリウッドの有名俳優二人と同じ、9月9日が誕生日の男がここにもう一人いる。かくいうこのオレである。このブログでは"Globalhead"とかいうIDで10年以上なにやらゴニョゴニョとやっており、Twitterでは"銀河暗黒皇帝"とかいう恥ずかしいニックネームでどうでもいいことをムニャムニャと呟いているオッサンである。なんだか「ドテッ」とした顔つきと、どうにも「ドテッ」とした体形がまるでぬいぐるみのクマさんのようだと一部で大人気…ということの全く無いつまらない老害である。アダム・サンドラーだのアクシャイ・クマールだの、誕生日が同じ以外全く何の関係も無い有名俳優の名前を出したのは、単に"ハク"をつけたかったからだけである。路傍のドクダミのようにいやらしくつまらなく生きるオレの如き人間は、こうして虎の威を借りて自分を大きく見せること以外人として誇ることがなにもないのである。侘しい人生なんだ、このぐらい許してくれ。

とまあこれらは例によっていつもの戯言である。ここから先も戯言といえば戯言なんだが、ええっと、本日このワタクシメ、53歳の誕生日を迎えたらしい。「らしい」もなにも、確かに迎えているのだが、なんかこう、正々堂々と言えない、なんかもにょっ…とした後ろ暗さがある。なぜもにょっているのかというと、53にもなって今更ブログにお誕生日です、とか書くのも気恥ずかしいのである。そもそも53になってこんなブログやってること自体恥ずかしいがな。なんかこー、53ともなれば、他にやることあんだろ、とも思うのである。世界情勢に憂いたり国内政治に舌鋒鋭い一言を投げかけたりするのが53歳のデキル男なのではないか。…とか書いてみたが、んー、ないな。そもそもデキル男であろうと思った試しが一遍も無いもんな。むしろできなくて何が悪いんだと居直ってるもんな。それ以前に、オレは誰からもそんなもん期待されてないしな。

なんだかグダグダ書いているが、53歳の誕生日だからといって実の所書くことなど何もないので適当なことを書き散らかしているだけの話である。いやーそれにしても53かあ。50過ぎてから年々ただひたすら老いさらばえ弱り切り体が言うこと効かなくなってきただけだなあ。昔は病院いらずの体してたが今年なんてもう3回ぐらい病院行って薬貰ったりしてるなあ。昔はちょっと調子悪くてもなんとかなるだろ、と思えていたものが、この頃はちょっと調子悪くなっただけでも何か重篤な病気なのだろうか…と小鹿のように怯える小心者に成り果ててしまっているのである。いやねえ、もう何があってもおかしくない年なんですよ。体も無理効かないし、すぐ疲れるし、なんかもう老人のような心と体なんですよ。以前と比べたら早く寝てしまうし酒も食も減りましたよ。体重は減りませんけどね。

そんなんなんで、最近はできるだけ年寄りのふりしてます。実際年寄りなんだけど。若いもんと同じことなんかできやしません。近頃の楽しみは昔は結構若さにまかせて元気いっぱいだったりヤンチャしてた連中が年取ってどんどんと年寄りに近づいてゆくのを眺め「ぐひひ、お前らもわしと同じようにどんどん衰えてゆくのじゃ、さあはようわしの仲間になれ」と心の中でいやらしく呟くことですね。誰も彼も結局否応なしに老化してゆくのを見るのは本当に楽しいですね。なんかちょっと性格歪んでますかね。これでも結構丸くなったんですけどね。丸くなった、というか衰え切ってぐうの音も出ない、というのがホントなんですけどね。

とまあ相変わらず論旨も何もなくダラダラ書いてたら疲れてきたのでこの辺で止める。いわゆる投げっぱなし、というヤツである。斯様に頭も体も弱ってきたオレではあるが、もう10年の付き合いになる相方さんにはあんまり迷惑も心配もかけたくないから、できるだけ健康にはしていたい。これからも一緒に美味しいご飯を食べたり美味しいお酒を飲んだりしていたい。そしてたまに、一緒にカピバラを見に行きたい。いつもカピバラは近場でばかり見ているから、今度はちょっと遠くの遊園地まで遠出してみたい。53になりましたが、オレの夢とか希望はそれだけです。