PS4のローンチ・タイトル、SFタイプFPS『KILLZONE SHADOW FALL』をプレイした


PS4のローンチ・タイTル、『Killzone』シリーズ最新作『Killzone: Shadow Fall』をプレイしてみました。この『Kz:SF』、PS4が発売されたら絶対プレイしちゃる!と楽しみにしていたんですよ。ええ、ええ、例によってFPSであります。バリバリ撃ってガシガシ殺すよッ!のFPSであります。しかし実際はバリバリ撃たれてガシガシ殺されてますけどね!
この『Kz:SF』、宇宙共和国「ヴェクタ」と独裁国家ヘルガーン」との惑星国家間の戦いを描いたSFタイプのミリタリー・シューターなんですね。SFタイプと言っても『Halo』みたくエイリアンやパワードスーツが出てくるわけじゃなくて、最近の『CoD』のような近未来的な銃弾系武器を使った戦闘を架空の惑星を舞台に展開したものと言えるんじゃないでしょうか。

《物語》惑星ヘルガーンの壊滅から30年。ヴェクタ市は未曽有の発展を遂げた。だが、都市をふたつに隔てる巨大な壁をはさんで、対立する「ヘルガスト」と「ヴェクタ市民」の両勢力にらみ合う緊張状態が続く。そして、ヴェクタでは過激派によるテロが発生。ヴェクタの切り札「シャドーエージェント」は、ヘルガスト自治区への極秘潜入ミッションから総力戦まで、悪化してゆく状況に対応する。惑星ヴェクタを滅亡の危機から救い出すために。

一応物語は前作から引き継いでいるんですが、まああってないような物語なので深く考える必要は無いし前作やってなくてもまるで問題ありません。FPSだし。撃ってナンボだし。
そんなことよりこの『Kz:SF』のウリは、なんといってもPS4ならではの高い処理速度で描かれる美麗なグラフィックと60fpsでヌルヌル動くプレイ画面ですよ!解像度が高くなった分物体がくっきり描かれて照準合わせが楽ですね。未来の巨大建築物がそびえ立つ大都市の情景などは目を奪います。また、戦場で巻き起こる土煙や散らばる土砂や光線や光の反射その他もろもろの細かい描写がリアルさを増しています。FPSゲームというのは、やはりこういった画面の迫真性がまず第一に面白さを引き立てるジャンルですから、PS4FPSをプレイできることは本当に楽しいですね。
今回の『Kz:SF』の新機軸となるのは「OWL」と呼ばれる戦術飛行ドローンを操れる、ということでしょう。この「OWL」、基本性能として「アタック」「ジップライン」「シールド」「スタン」「ハッキング」「蘇生モード」があり、ゲーム攻略にはなくてはならないアイテムとして存在しています。特に「ジップライン」はロープを射出して高低差のある任意の場所を降下できるようにすることができるんですね。また「ハッキング」は敵のアラームを止め、無限増殖する援軍を食い止める手段として重要です。この「OWL」が『Kz:SF』を今までの『Killzone』シリーズで一番SFぽい雰囲気にさせているんですね。
そしてこの「OWL」、PS4コントローラーの新要素「タッチパッド」を使って命令を出すんですよ。画面だけではなくこういった部分でも「ニューハードやってるぜ!」という気分が盛り上がるんですねー。あとゲーム中「音声ログ」を拾ったりするんですが、この音声というのがPS4コントローラーに新たに組み込まれたスピーカーから出てくるんです!他愛ないと言えば他愛ないんですが、ゲーム画面の美しさ、処理の速さだけではなく、こういった細かい部分もPS4のゲーム・タイトルらしさが出ていて楽しいんですよ!
『Killzone: Shadow Fall』海外レビュー/Choke Point