2013年:今年面白かったゲームなどなど

トゥームレイダー

今年プレイした中で一番楽しかったのはこの新生『トゥームレイダー』でした。

で、今回の『Tomb Raiderトゥームレイダー)』、アクション・ゲームとしては『アンチャーテッド』に非常に近いものを感じさせます。『アンチャーテッド』が『Tomb Raiderトゥームレイダー)』に敬意を表したトレジャー・ハンター・ゲームだということを考えると面白いですね。謎解きと戦闘が半々ぐらいですが、設定にもよりますが凶悪な難易度というものではありません。銃の弾数やライフゲージなどのGUIを廃したのも今風ですよね。しかし『アンチャーテッド』との違いはゲーム世界の暗さや敵の非情さでしょう。これは主人公ララが決して能天気なタフガイではなく華奢で冒険慣れしていない若い女性である、といった部分で決定的に違ってきていますね。そのララが血塗れ傷塗れになりながら冒険を続けてゆく、という心細さが逆に緊張感を生み出しているんですね。
レヴュー:21歳、ララ・クラフト初めての冒険〜ゲーム『Tomb Raider(トゥームレイダー)』

〇Metro: Last Light

2010年に発売されたFPSゲーム『Metro:2033』の続編、『Metro: Last Light』。FPSゲームではこれの出来がよかったなあ。PC版でプレイしました。

暗闇に包まれ、迷路と化した地下鉄坑道は、瓦礫と腐った植物に覆われ、白骨死体が山のように打ち捨てられ、蜘蛛の巣がそこここにかかり、巨大化した虫と虫の卵があちこちに固まり、そこを歩く気持ち悪さは半端ではありません。それと同時にそのビジュアルの再現度の高さに心奪われます。プレイヤーの装着したマスクに水滴が付着する描写はFPSゲームではよくありますが、この『Metro: Last Light』ではさらに飛んできたハエがぶつかってきたり、バカでかい蜘蛛がくっついたり、泥が跳ねたり、倒したモンスターの血痕が付着したりと恐ろしく細かいのです。それだけではなく、それらマスクの付着物を「拭き取る」というアクションが出来る、という細かい演出振り!
レヴュー:人類滅亡後のロシア、地下鉄坑道に生き残った人々の戦いを描く『Metro: Last Light』

Dead Space 3

Dead Space 3 (輸入版:北米)

Dead Space 3 (輸入版:北米)

Dead Space』シリーズ新作。これはもう出たらやらなきゃダメでしょう。相変わらずローカライズ版はありません。

Dead Space』というのは映画『エイリアン』+『遊星からの物体X』+ゲーム『バイオハザード』といったゲームなんですな。宇宙船の中で物体Xに取り付かれたかアンブレラのウィルスに感染した連中がグログロな化け物に変身してプレイヤーを追っかけまわす、という内容で(正確にはエイリアンテクノロジーの暴走らしいですが)、プレイヤーはそれら化け物の皆さんを採掘作業用の工具でガシガシと汚い肉片に変えてゆく(そしてガシガシ踏んづける)、というのがゲームの趣旨であります。多分。採掘作業用の工具が武器っちゅうのは『Half-life』でゴードン・フリーマン博士がバールやレンチ使って異界の化け物と戦うのと似た独特の現場作業員感があって哀愁を漂わせておりますな。
レヴュー:『Dead Space 3』は相変わらず死体を踏んづけまくる愉快な化け物ゲームだった!

メタルギア ライジング リベンジェンス

メタルギア』シリーズの番外編はチャンバラアクション!

さて今回の『MGR』、なにしろ剣戟アクションなわけですよ。ハイテク刀振り回して敵を次々とぶった斬って行くわけですが、ハイテク刀なだけに何でも斬っちゃうんですよ、これがかな〜り気持ち良いんですよ。敵のサイボーグのみならずロボット兵器まで切り刻んでしまう、それだけじゃなくゲーム内のオブジェも切り刻んじゃう、橋の上にいる敵なんか橋桁ぶった切って落としちゃう、この斬って斬って斬りまくるアクションが楽しいんですよ。まあなにもかも斬れる訳ではないんですが、ゲーム中にぶった斬れるものを発見した時にはゲームの進行とは全く関係ないのにとりあえずバサバサバサ!とやって「おおお斬れる斬れまくるぞウヒヒ」とか無意味に喜んでしまう、そういう楽しさがこのゲームにはあるんですな。
レヴュー:ぶった斬る快感とスピード感!〜『メタルギア ライジング リベンジェンス』

Call Of Duty: Ghosts

まあ相変わらずっちゃあ相変わらずなんですが、出ればやっぱり買ってプレイしちゃう『Call Of Duty』シリーズ新作。

この「Ghosts」、例によって「Cod」シリーズらしい派手派手な物語展開を見せます。まず冒頭の宇宙空間での戦闘にびっくりさせられますな!崩壊する軍事衛星、真空の宇宙空間に放り出される兵士、といった映像は、日本公開が迫ってきた映画『ゼロ・グラビティ』そのままの緊迫感で御座いますよ。そして軍事衛星から射出される兵器(多分レールガンなんじゃないかな?)により大地まで切り裂かれてゆくアメリカ滅亡の映像はローランド・エメリッヒの世界終末映画『2012』を彷彿させましたな。
レヴュー:今回も相変わらずのド派手な戦闘が展開!〜ゲーム『Call Of Duty: Ghosts』