大地震だった

  • ふーやっと家に帰ってきた。オレの部屋はあれこれ積み上げているので心配だったが、部屋のものは散乱していたけど被害は想定内だったな。
  • オレは東京に住んでいるのだが、職場は横浜で、昨日の地震のときは事務所にいた。
  • 最初停電して、「あれ?」と思ってたら大きな揺れが来た。最初繋がってた電話はすぐに音信不通になった。
  • 営業所の設備があちこち不味い事になっていたが、大事というほどでもない。
  • 停電したので情報源は携帯だけ。この日はツイッターが大いに役に立った。いろんな情報が次々に入ってくる。
  • そして日本がとんでもないことになっていることを知った。
  • ついつい携帯に見入ってしまうが、バッテリーもどんどん減ってゆく。今夜どうなるか分からないから電源をoffにするんだけど、心配になってやっぱり見てしまう。
  • 職場に面している道路の信号が消えたまま車が通行しているのが奇妙だった。
  • オレの職場は横浜本社から車で15分ぐらいの営業所なんだが、横浜港に面している。津波は大丈夫なのか?と船着場を見たら、いつも停泊している小型船がいつもより高い位置まで上がっていた。
  • 船の船長と話をしたら、潮位が既に1m上がっているらしい。「あと80cm上がったらこの辺一帯が水浸しになる」と聞いたときは流石に怖かった。
  • 潮位は一旦下がったが、また上がってきて、そしてまた下がった。
  • 時間が経ち、時計はもう4時過ぎ、あたりは暗くなり、暖房も止まっているので次第に寒くなってきた。
  • 本社と音信不通なので、今日収めなければならない仕事をどうするべきか決定できず、原付を持っている人間に伝令を頼み、そこから得た指示を元に業務は終了、もう5時も回り周囲はすっかり暗がりとなり、いい加減撤退することにする。
  • しかし目の前の道路は大渋滞。車はまったく動かない。
  • 後輩と車に乗り裏道裏道をひた走り、15分の距離を1時間半掛けて本社に戻る。
  • 本社で打ち合わせを終わらせ、帰ることに。どうやら電車は通ってないらしいので自分のアパートに帰るのはあっさり諦め、本社から近い所にすんでいる後輩に今日泊めてくれるように頼む。
  • 帰り道、とりあえず酒だ!酒を飲むんだ!と途中のホルモン屋で肉食いの酒飲むのしまくる。
  • 店を出て後輩のアパートに着き、同僚から借りた携帯の充電用USBを後輩の持っているノートパソコンに繋ぐが、OSがWindowsMeというおそろしく古いパソコンのせいか充電できない。
  • 北海道の実家の弟から心配のメールが来ていたので最後のバッテリーで電話し心配するなと告げてこの日は寝る。
  • 明けて今日、会社の残務処理があるので出社することにする。停電は復旧しているらしい。
  • しかし自分では落ち着いているつもりだったが、あれこれ気がかりでなかなか仕事が手につかなかった。
  • 昼過ぎに退社することに。横浜まで着いたが、電車がやはり駄目なようだ。それで少し時間のかかる線に乗り込んだが、意外と電車は空いていた。
  • というわけでアパートにたどり着く。兎に角歯を磨きたくてしょうがなかった。
  • なぜか普通にアマゾンが届いていた。
  • 心配のメールをくれた方もいたが、オレのほうは大丈夫です。
  • 日本のあちこちが、もはや大惨事としか言えない事態になっているけど、オレは日本人ってこういう時とても強いもんだと思っているので、しばらくは本当に大変だろうけど、希望を無くさずに生き延びて、そして復興してほしい。