ドロドロ怪獣が人々を貪り食うモンスター・ホラー第2弾!

■人食いアメーバの恐怖2 (監督:ラリー・ハグマン 1971年アメリカ映画)


『人食いアメーバの恐怖2』だよ!1971年製作のこの映画、真っ赤な色したアメーバ怪獣が人々を次々に襲っていくというモンスター・ムービーなんだ!襲われた人間はアメーバに消化されて跡形も残らないから怖いよね!人がモンスターにブッ殺される映画っていっぱいあるけど、踏み潰されたり齧られたり寄生されたりとかも嫌だけど、どろどろのお粥みたいに溶かされて死んでゆくというのもやっぱり嫌だなあ!おまけにこの人食いアメーバ、形の無いドロドロの生き物だから、銃ぶっぱなしたって効かないんだね!そして人を食えば食うほどどんどん大きくなっていくんだ!人類はこの人食いアメーバを倒すことが出来るのだろうか!?

さてこの人食いアメーバ映画、『2』というぐらいだから『1』もあるわけなんだね。それが1958年に製作された『マックィーンの絶対の危機(人喰いアメーバの恐怖)』、無名時代のスティーブ・マックィーンが出ていたということで有名なB級SF映画なんだね。しかしマックィーンが出ていなくてもB級SFとして非常に印象の強い作品で、子供の頃これをTVで観て、真っ赤なゼリー状の巨大アメーバが人を飲み込む映像がトラウマになっていたほどだったね(この辺でレビューしているので興味のある方はドウゾ)。この1作目は当時も人気を博したのか、TVで何度か放送されており、『1』と『2』の2週連続上映なんてこともあったような記憶もあるな。いやー放送される度に毎回観てたなあ。この映画かなりオレのお気に入りだったようだね。

で、この『2』なんだけど、人間がアメーバに次々と食われちゃうパターンは『1』と一緒なんだが、この『2』ではそれがブラック・ユーモア全開で描かれているのが特色なんだね。そもそも全体的にユルイ雰囲気で話が進行し、食われちゃう連中がなんだかすっとぼけた連中ばかりで、食われて悲惨に思うよりも悪いとは思うがプッと笑っちゃうことが多いんだ。アメーバだから変幻自在にどんな隙間からでも現れちゃうのがこの映画のコワい所なんだけど、襲われる瞬間の人間たちが「ナニコレこれなんなの!?」と訳も分からず餌食になっていく表情がオマヌケで笑わせるんだよな!

この『2』は特撮がローテク過ぎて泣けた『1』よりも若干金が掛かっているようだが、それでもやっぱり今観るとのんびりしたモンスター・ホラーで、妙に味わい深いものがあったよ。それにしてもずっこけた電子音楽風のテーマ・ミュージック、今でもはっきり覚えていたのにびっくりしたなあ。

ところでこの『人食いアメーバの恐怖2』の画像を探していたら、なんとYouTubeに映画全篇がUPされてるのみつけてしまいました(↓)。字幕は無いけど興味の沸いた方はご覧になって下さい〜。

■Beware The Blob (『人食いアメーバの恐怖2』)

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