ダークセクター (Xbox360)

ダークセクター【CEROレーティング「Z」】

ダークセクター【CEROレーティング「Z」】

謎のテクノウィルスに侵された東ヨーロッパのある街。主人公ヘイデン・テンノは諜報局の命により調査に向かうが、彼自身もウィルスに感染してしまう。しかしそのウィルスによって特殊能力を得たヘイデンは、異形と化した感染者達と戦いながら任務を遂行してゆく…というお話のアクションゲーム。最近Xbox360でやるゲームといえばこのテのファースト・サードパーソン視点のシューティングゲームばかりである。SIMPLEシリーズを出していたディースリー・パブリッシャーが発売元だったのでなんとなく国内開発かと思ったら、 「UNREAL」シリーズ製作に関わったカナダをベースとする開発会社DIGITAL EXTREMES社によるものだったらしい。ただどちらにしろ、なーんかあそこもイマイチここもイマイチといった、痒い所になかなか手の届かないゲームであることは確か。
まずアクションパターンが少ない。なにしろしゃがめない!物陰で身を隠したり、ダッシュや壁から壁へのドッジなどというアクションも、どうも使い勝手が悪い。そして特殊能力である「グレイヴ」があんまり使えない!グレイヴとは大きな手裏剣みたいな形をしており、投げるとブーメランのように飛んでは戻ってくる機能を持った武器なのだが、はっきり言って銃をぶちかましていたほうが強い!さらに、敵の落とした武器を拾っても、銃にセーフティーが掛かってるとかいう設定で殆ど使えない!なんじゃこりゃ!?一応使える銃はブラックマーケットとかいう場所で購入することが出来るんだが、これがなんだか魅力が薄い。ブラックマーケットでグレイヴを売り飛ばしたかったぐらいである。グラフィックは綺麗なんだが、周りの良く見えない真っ暗い場所でバイオハザードなグチャグチャクリーチャーを倒すゲームってなんかもういいなあ。