オレとゴミ分別

さて事業所が変わり新しい職場で職務に勤しむオレである。仕事のことについてとやかく書くつもりは無いが、移転して何しろ面食らったのはゴミの分別だ。かなり厳しい地区なのらしく、あれこれ細かく分けるように言われている。今までは単に燃えるか燃えないかの違いだけで分けていたので、確かに面倒くさい。しかしこれを読んでいる方の中には「自分の住む場所のゴミ分別なんてずっと前から相当細かかったですよ」と仰られる方もいるだろう。ゴミ問題は今やどこでも当たり前に存在する問題だからな。で、問題だとは思うが、あんまり煩いのもちょっとナニだよなー、とも思ってるんだがな。
まあねえ、環境だの資源だのというお題目は十分分かるんだけれどね。メッチャ忙しい時にゴミの分別のことも意識しなきゃならないのはかなーりストレスなんっすよ。特に急いで片付けなければならない仕事の時、同時に「あ、これはコピー用紙、これは裏紙!これはホチキスの針でこっちはプラスチック!うおお、この合体しちゃってるヤツはどうすりゃいいんだよッ!?」などとやらなければならなくなると、頭の中から「うあああああッ!うぜえええええッ!」と絶叫が聞こえてくるのである。自分の。そもそもオレは裏紙使用さえ疑問に思ってるんだがな。裏紙使用は会社全体の作業効率を落とすという研究発表まであるらしいじゃないですか。無駄を抑える為にもっと無駄なことをしてしまうというのは、なんだか「1円玉拾うのには1円相当分以上のカロリーを消費する」とかいう話(これって都市伝説ぽいが)を思い出すな。
それらの分別するものを取りあえず脇にでもどけて置ければいいのだが、なにしろ引越し先が狭い事務所で狭い机での仕事を余儀なくされているので、机の上のモンをどうにかしなければ仕事にならんのだ。暇でもないのに要らなくなった書類はせっせと裏紙・廃棄と分別しホチキスをはずしシュレッダーにぶっかけているのである。そしてこのシュレッダーがすぐ一杯になり、そのシュレッダーくずの入ったゴミ袋をまたまた始末し…と際限がない。さらにどこに捨てていいのかわからんブツがオレの机の中で溜まっていく有様で、もう日中はその10%をゴミのことを考えて仕事しているぐらいである。(いや、ホントは2%ぐらい…)
なにしろこの事業所自体、区の査察が最近入って改善命令を出されたまま、分別したゴミをどう処理するかきちんと決まっていなくて、実は燃えないゴミは別の区にあるこの事業所まで持ち運び捨てているらしいのだ。だから夕方になると事務所の誰かがゴミ袋を車に積み、何処かへと出かけていくのである。もう訳が分からない。まあオレも分別無視してこっそり捨てりゃあいいのかもしれないのだが、さすがこのオレでも気が引けるのでそれはできない。こう見えて小市民なんである。しかし大きい会社なんてどうしてるんだろうなあ。ゴミでストレス溜まるような仕事してたんじゃうまくないだろ。それともオレだけなのか!?あと住む場所を選ぶ時も分別がゆるい地区なんて条件が出てくるかもしれないね。オレも自分の住処でこれやらされるのは辛いもんがあるが、家族の多い方なんてなおさらだろうなあ。