伊達ワルの夜はメキシコ料理でビバ!メヒコ!

さて日曜の夜、朝までクラブで踊って疲れた伊達ワルレジェンド爆走中のオレは、その日の昼間は寝たり起きたり日記を書いたり(これだけは欠かせない)してダラダラと半日過ごしていた。伊達ワルのオレにもアンニュイに過ごす午後があるのである。いや、いつもはバリバリでイケイケでブイブイに伊達ワル言わせまくっているこのオレ様が、時折チラリと見せるアンニュイさに女達はちいちゃなハートを焦がすのである。
そしてだいぶ調子も戻ってきたのでまた酒飲みに出かけたこのオレ様である。酒は伊達ワルの頂上を極めたこのオレ様にとってガソリンみたいなものさ。この日入ったのは横浜スカイビル。伊達ワルと煙は高いところを好むのである。そしてその28階にあるメキシコ料理店《エルトリート》でメシを食うことにした。そう。かつては品川のデスペラード、即ちならず者と呼ばれたこのオレ様にはメキシコ料理こそがお似合いだ。
同じフロアのほかの店はスカスカだったが、ここだけは元気が良くて大賑わいだ。そしてオレはブーゲンビリアのように艶やかなセニョリータをエスコートし、コースを頼んでガッカモーレだのカラマリだのファヒータだのアロスコンウエボスだのを味わってきたというわけだ。正直¥2000のコ−スだったのだが、これが結構な量で、後半「まだ出てくるの!?」とビックリしたぐらいだ。オレのミ・アミーガもトロピカルカクテルなんぞを飲みながらご満悦のようだった。横浜の夜景がきらめいていたぜ。それではアディオス・アミーゴス!