最近聴いたCD UnderworldとかMumとか

■RADIO UR VOL. 1.1:A LOST TRANSMISSION / DJ SKURGE

デトロイト・テクノのオリジネイターであるホアン・アトキンス/MODEL500の来日記念盤として666枚限定で発売されたMIXCD。DJはURメンバーの一人であるDJ SKURGE。アグレッシブさは抑え目で、デトロイト・テクノの繊細さと叙情をたっぷりと湛えた非常に美しく力強いMIXに仕上がっています。傑作。

Oblivion With Bells / Underworld

Oblivion With Bells

Oblivion With Bells

Underworldの5年ぶりの新譜は1st・2ndあたりと同じようなどんよりと暗いニュー・ウェーブっぽい音。というよりそもそもこれがUnderworldの音なわけで、Born Slippyによりスタジアム級のグループになったとはいえ、根っこの部分は一緒なんだなあ、という印象。クラブ・ミュージックのイメージが強いが、このアルバムを聴くとUnderworldってロックグループだという気がしてくる。全体的にミディアム・テンポの曲が多く、熱狂的なものを期待するとハズレるか。でもこの暗さ、実は結構好きで、なんだかんだ言いながらよく聴いてます。DVDはイマイチ。

■Go Go Smear the Poison Ivy / Mum
Go Go Smear the Poison Ivy

Go Go Smear the Poison Ivy

Mumフォークソングの音をエレクトロニカのアプローチで演奏する”フォークトロニカ”と呼ばれるジャンルのバンド。出身地であるアイスランドの雪に包まれた原野を思わすような幻想性と、童謡の様なイノセンスを感じさせるグループです。このニューアルバムは多数のメンバーチェンジを経て製作されたものらしいですが、一見原点回帰的ではあるけれど、過去作品の焼き直しのように思える部分があって、評価的には難しいかなあ。

■Hot Potatoes: The Best of Devo / Devo
Hot Potatoes-the Best

Hot Potatoes-the Best

Devoはデビュー当時その斬新なお馬鹿さが気に入ってよく聴いていました。オレにとってはこれぞニューウェーブの音!ってな感じですね。このCDはそのDevoの随分前に出たベストアルバムですが、なぜか突然聴きたくなり購入。やっぱりイーノがプロデュースした1stの曲が一番好きかな。