そういえば勤労感謝の日

今日はデート。まあ本当の所カノジョではないがいわゆる女友達というやつだからデートという事にしておこう。彼女は会社の後輩で、退職してからも連絡くれたり酒飲みに行ったりしてるから、やっぱりいい友人の一人なんだろう。そもそも友人自体殆どいないオレの貴重な友人の一人であり、だから物好きで変わったヤツでもあるわけだ(あああもし読んでたらゴメン)。


そんな彼女とはもう4年の付き合いになる。4年もあればちょっとその気になった事も無い訳ではないが、ある日どさくさにまぎれてお手手握ったらこっぴどく怒られました…。(オレだってそういう気持ちになる事ぐらいあるんだよお)まあそれでも愛想付かされる訳でも無く付き合ってくれているのは有難いことなのかもしれない。


何でも訊いてくるから何でも話してしまう。4年の間に何人もの女の子にフラレたオレだが、その度オレの話を聞いてはギャハハハと笑っている。「だってフモさん、言っちゃ悪いけどあの子全然その気なかったよ」とまで言われた事さえある。傷付くぞオレ…。その間ヤツのほうはちゃっかり彼氏を作って楽しそうにしてるのでオレは不貞腐れつつ、以前よりは遠慮して接している。うーん、やっぱりこれは父親と娘の関係みたいだなあ。歳一回り違うし…。干渉すると嫌がれるが暫く音信無くともたまにオレのことを思い出してメールくれたりする。そして忘れた頃に飲みに行ったりする。つくづく変わった関係である。


今日は品川の海鮮居酒屋で飲み。この日、この間誕生日だったヤツの為にプレゼントなんぞを持って行ったという、とても優しく気の利くオレであったが、ヤツもまたなぜか数ヶ月前のオレの誕生日のプレゼントを持ってきてくれていた。やはりオレに借りを作ると面倒なので早めに返そうとしたのか!?開けると食器一式。「フモさんピザばっかり食べてるからこの食器でちゃんとしたもの食べなさい!」だとか。


たらふく飲んで食って近況報告して、帰りにちょっと茶を飲んでお開きにする。なんとこの日は二人で5時間も喋っていた。また飲みに行こうぜ!と約束するが今年はもう無いかもしれない。まあいい。それでも今年は割りと顔をあわせたような気がする。このぐらい薄い付き合いだから案外長続きしているのかもしれない。また今度会うときも元気でいてくれ。オレもそれまで死なない程度に生きている事にしよう。