- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2005/04/15
- メディア: DVD
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でもね。特典映像だけで20時間ですぜ。『1』でダン・オバノンが初めてギーガーに会ったときいきなりアヘンを薦められて「気持ちが落ち着くぜベイベー」とか言ったと言う心温まるエピソード満載です。あとオレ『エイリアン2』の完全版まともに見てなかったことに気付きました。さらに恐ろしいことに一番受けたであろうJ・キャメロンの『エイリアン2』が一番映像センスが無いということに気付いてしまいました。SFガジェットのデザインがことごとくヒデエ。エイリアンはもろ着ぐるみだし、音楽までヒデエ。大体『ターミネイター』って雑な映画だったからなー。というか、即物的な監督なのでエイリアンの持つゴシックなテイストをはなっから無視してたんだろうな。
逆に「後半グズグズ」と評判の悪い『3』は今見ると美術も撮影も俳優もいい味出してるんよ。レニー・ハーリンが降りた、というのは結局『1』のような原点回帰をしたかったからなんだと思うよ。このへんデビッド・フィンチャーの仕事ぶりはやはり評価していいと思う。
『4』はジュネのバンドデシネ感覚が生きてるんだよね。色彩もヨーロッパっぽいくすんでいるが色の階調が豊富な表現をされていて、結果的にこってりしてるんだ。『1』あたりからのギーガー色、黒・グレイ・アンバーと寒色主体の色彩設計から進化しているんだね。その分美術にエグ味が出来て面白かった。
あとコンピューターの画面がどれもDOS風なのがしょうがない事ととはいえワラタ。