momokoDOLL ソッコー下校

momokoDOLL ソッコー下校

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momokoDOLLもこれで5人目、着々と隠微な世界へとディープにひた進んでいるオレである。


そういえばオレの日記はオレの勤めている会社の人間も読んでいるのだが、全員が知っているというわけではなかった。ところがこの間かなりな数の同僚たちに晒されたらしく、一部から「フモさん、に、人形集める趣味あるんですか!?」などと驚愕揶揄突っ込みがなされたのだが、そう、その通り、オレ様の現在最先端の趣味はDOLLなのである。悪いか。かつてはおどろおどろしい姿のモンスターやホラーキャラクターのフィギュアを多く集めていた(200体ぐらい)が、今はキャワイイおにゃのこのDOLLにそれが駆逐されようとしている。はらわたのはみ出した血塗れのモンスターの隣に愛らしい女子のDOLLが並ぶ様は一種異様、というかオレという人間の精神構造のラビリンスの如き奥深さを感じさせて壮観である。そう、人間の内面とは一元的なものではないのだというよい見本であろう。このように数多のアンビバレンツを抱えながら人間とは生きているものなのである。


さて、どうでもいい話はそこまでにして、『momokoDOLL ソッコー下校』タソである。


これまでのオレの所有するmomokoDOLLタソは言ってみればどちらかといえばあだるちー、ハイティーンな雰囲気なギャルタソであったが、今回は違う。ソッコー下校タソ、彼女はじょ、じょ、女子高生(なんでどもるんだ)なんである。ないしは厨房かもしれない。どちらにしろいたいけな年代のおにゃのこなのである。これまでも実にろりーではあったが、今回は鉄板でろりー直球ど真ん中である。ろりー豪速球である。ああ、フモはやっぱりろりーであったかというそしりは免れまい。いいのだ。基本的に他人が何を言おうとどうでもいい人間なのである。判る人間にだけ判ればいいんである。


さて、このように今まではちょとチガウmomoタソであるが、なにしろ、なにしろキャワイイ。今迄で一番キャワイイmomoタソであるとここで断言してしまっても良い。愛らしさのあまりこのmomoタソに限って箱から出してポーズを付けてディスプレイしていたぐらいだ。でも煙草の煙でヤニ臭くなるのが可哀想なのでやっぱり箱に仕舞ったが。ヤニ臭い女子高生だとまずいではないか。補導されるmomoタソなんか見たくない。


今回もその造りは微細を極めている。通学鞄がリアルで、ありそうな動物の人形なんかをぶら下げているところなんぞ芸が細かい。またカーディガンのダブダブ感はいい感じだし、なんとボタンは全て外す事が出来るのだ。紺のソックスに白いスニーカーがまた憎たらしいぐらいリアル。白いシャツ、レジメントのリボン、タータンチェックの短めなスカート、ショートの髪、生意気そうな表情、どれもこれも「どこにでもいそうな女子高生」の制服を完璧に再現している。


という訳で現在オレのお部屋(なめくじ御殿と呼ばれている)にはじょ、じょ、女子高生(なんでどもるんだ)のソッコー下校タソがいらっしゃるのである。ああ…キャワイイ…。