仕事始め

今日から仕事始め。食い過ぎでゆるゆるになった体を絞り、飲みすぎでボロボロになった肝臓を休め、ゲームのし過ぎでゲーム脳と化した頭を休める時が来たのである。そう、オレにとって仕事とはリハビリなんである。実生活のほうがハードなんである。もう、仕事始まるのが待ち遠しかったもんなァ(嘘八百)。
という訳で本年初出社だ。事務所に入るとそこにはもうほうU君が先に来ているではないか。「おおUよ。あけましておおおっ!?」見るとUの顔は松崎しげるのごとく真っ黒になっているではないか。オレの頭の中で”愛のメモリー”がリフレインする。「どうしたU!?正月から家が火事になって焼け出されたのか!?」するとU、ミディアムレアな顔をぐにゃっと歪ませ(どうやら笑っているらしい)、「違いますよォ、日焼けサロンですよォ。」などと言っている。なにい、日サロだとっ!クッ、さすがもうほう、新年から男臭さを演出することに余念がないらしい。やはりキメ台詞は「やらないか」なのだろうか。しかしそれにしても焼きすぎだ。焼けているというより焦げているといったほうがいい。新年早々嫌な物を見てしまって少し萎える。
仕事が始まったので別事務所のYに電話する。忘年会でオレに迫ってきたハードゲイ君である。電話したくはないが仕事なのでしょうがない。「あらっ。FUMOさんあけおめ。今年もよろしく。ウフッ。」”ウフッ”は余計なんだよ”ウフッ”はよおおっ!気を取り直してオレも新年の挨拶を返す。「…ああ、おめでとさん。正月は何してたんだよ。」社交辞令を忘れない自分が嫌だ。「お正月はねえ…飲みすぎで顔が酒焼けですよ。」とY。生焼けUに酒焼けYか。新年からこんなのばっかりである。お陰でオレは胸焼けだ。ああ。今年も前途多難だ…。