モンス・デジデリオ、ジョン・マーティン

石原豪人の馬鹿馬鹿しいほどにはったりの利いたカタストロフ絵画を眺めながら思い出したのはMonsu Desiderio=モンス・デジデリオJohn Martin=ジョン・マーティン の宗教じみた怪しい絵画だ。これらはトレヴィルから発刊されていた異端絵画全集《ピナコティーカ・トレヴィル・シリーズ》で見る事が出来るが、現在は入手困難だろう。興味の沸いた方は探してみるといい。
”Explosion dans une eglise.”Monsu Desiderio
『「世界の終わりの画家」と呼ばれ、偏執狂的な緻密さで崩壊する聖堂や亡霊のような廃墟ばかりを書き続けた17世紀ナポリの謎の画家。――モンス・デジデリオ画集/トレヴィル』

”The Great Day of His Wrath”John Martin
『聖書等のテーマに基づいた壮大な構図と精密な細部の中に、激烈な天変地異や悪魔の君臨する地下世界を現出させた19世紀英国の画家――ジョン・マーティン画集/トレヴィル』