SAW ソウ

SAW ソウ DTSエディション [DVD]

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劇場公開時は相当話題になった作品だがやっと見た。好みの作風ではあったがなかなか手が出なかったのは「密室で二人の男が延々睨み合ってるだけの映画なのかなあ」と思っていて、なんだか暑苦しそうなのでパスしていたのだが。で、観てみるとやっぱり面白いではないですか。というかセンスのいい映画だよな。スプラッタっぽいイメージがあったんだけれど、スマートだし、緩急もしっかりしている。破綻も殆ど無く、説明もしっかりされていて見ていて判り難い所が無い。これ、18日で撮ったのだとしたら、やっぱり才能だよな。トラバサミ式拷問具や人形の造形など美術にも目を惹くものが。こういうフェチっぽいところでも点数高いよね。
映画全体のイメージとしては映画『セブン』をちょっと思い出してしまった。犯人が完璧主義で緻密で芸術的な殺人を好むって所がね。クライマックスは少しドタドタしていたが、許容範囲。で、次ぎどんな映画撮るのか興味あるけど、最近の「処女作で有名になっちゃった若手監督」の次回作って、1作目を超えて無いようなのが多いような…。なんて書くのは余計なお世話か。