LAURENT GARNIER JAPAN TOUR 2005

フランスの天才DJ・ローラン・ガルニエが来日、そのプレイを見に西麻布のクラブ・イエローへ。
今回行ったメンバーはオレと、この間一緒にWIREに行った小娘Aと、彼女の友人でオレの会社の後輩、温泉町出身・小娘Bの3人。おおなんだ両手に花ではないか。ってか本人たちに「両手に花ですねェ」と言われたぞ。二十歳そこそこの小娘を二人も連れてクラブだなんて、夢みたいじゃないか!オレモテてんのか?モテてんのか?と思わず錯覚してしまいそうである。…ええ、その実態は、引率というか保護者同伴状態なんですけどね…「クラブってどんな所?」と興味津々のムスメ達をオジサンが案内してあげることになったんですよ。
でもぶっちゃけ、若いムスメとクラブ行くのは楽しいやな。オレの人生でそうそうあることではないので、日記で誇示しちゃる!ってかさせてくれ!そして「ああまたフモが滅多に無い僥倖に有頂天になってる」と生暖かい目で見てやってくれ!…まあね、これまで幸薄い人生だったんだからこれぐらい許してくれよ…(おいおいなんか語り始めてるぞおい)。
ムスメ達とは11時過ぎ六本木で待ち合わせたのだが、小娘BがIDを忘れたとか言ってまた家に戻ってしまう。昨今クラブもIDなしだと入れてくれないのよ。戻ってくるまでファミレスで時間を潰し、1時ごろ戻ったBと再度合流、イエローへ向かう。
最初はDJ・アレックス・フロム・トーキョーのプレイ、2時半頃からローラン・ガルニエヘ。すいませんどの辺で替わったか判りませんでした。ただあとで小娘Aと話したら「低音の出方と音調のヨーロッパぽい暗さで違うっていうのが分かった」とのこと。おお、学習してるじゃないか。先生は嬉しい。
それにしてもローラン・ガルニエを見るのは3回目だが、毎回素晴らしいプレイを体験できる。ガルニエのプレイは飽きさせない展開とノンジャンルな音のセレクト、しかしそれを統一するガルニエらしいこってりしつこいラテン系の腰の強いリズム、これが長時間のパーティーを楽しいものにしているんだろうなあ。今回もテクノ、ハウスからジャズ、ドラムンベース、ダブ、ラガ、しまいにはロックまで掛かった。ニルヴァーナが掛かった時は場内騒然でありました。ポリスも掛かりましてオジサンはにんまりしていた。(あとドアーズやトーキングヘッズのリミックスものもあったな)
それにしてもな。この日、1時半頃入場して、ずぅーっと踊ってましたが、まあ6時頃で帰ろうか、となんとなく思ってたんですよ。ところがね、引っ張られて引っ張られて、出ましょう、となったのが時計を見ると9時半。なんでしょうか、この日、オレ達殆ど休み無しに8時間踊ってたようです。…スゲエ!オレもこんな長時間は初めて。40過ぎてこんな記録作んなよオレ…。まあな、ムスメ達の若さに引っ張られたという事でしょうか…オレも多少疲れておりましたが5時過ぎた頃からもうどうでもいいやあ、というランナーズ・ハイ状態で踊ってました…。ムスメ二人もとても楽しんでいたようです。「本当に楽しかった!」と楽しそうにに語るのを訊くと連れて行って本当に良かったなあ、と思った次第です。ヨカッタヨカッタ。確かに、みんなでニコニコ笑いながら踊ってたもんなあ。オレも楽しかったっす。しかし、この日ガルニエは一体何時までプレイしていたんだ!?
帰りは反省会と称しファーストフード店で感想などを述べ合う。(ビール飲みたかったが朝から飲ませるような店が見付からなかった。)小娘Bはクラブ初体験という事だったので「六本木だ!ばっちりオシャレしてメイクして来い!」と脅かしておいたら本当にばっちりメイクしてきて、普段リセの学生風な彼女が女優顔になっていたので「可愛いぞお!」と弄ってあげる。小娘Aには「お前はもともと可愛いからそのままでいいぞお!」と取り合えずフォローを入れておく。そして二人に「フモさんミキシのフモさんの写真加工しすぎです。いったい何がやりたいんですか?」と突っ込まれる。…放って置いてくれ。あと「両手に花とか言いながら露出度の高い女性が近くで踊ってるとあと付いて行きますよねえ」とまで言われ…。違う!誤解だ!あれはたまたま(ぶつぶつ)。
という訳で長丁場だったが楽しい夜であった。また行こうぜ!と約束して別れた時にはお昼になってました。

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