ブレイド3 (監督 デヴィッド・S・ゴイヤー 2004年 アメリカ)

ヴァンパイア・ハンター、ブレイドウェズリー・スナイプス)とヴァンパイア組織との黙示録的抗争を描くシリーズの最終章。
VFXが発達するにつれいろんな新解釈ヴァンパイア・アクション・ストーリーの映画って製作されてましたが、オレはこのブレイド・シリーズが一番よく出来ていたと思う。
ええ、正しいB級映画です。物語の辻褄とかよりも兎に角アクションをどう見せるか?どう格好よくキメられるか?がポイントなんです。オレはシリーズ1からファンでしたが、今回も相変わらずキレのいいアクションでした。ウェズリー・スナイプスは他の映画では別に何とも思わないのですが、このシリーズのスナイプスは好きです!何しろあの角刈り&タトゥーがいい!あとこのテのヒーローのお約束の長いコートな。で、背中には刀背負ってる訳ですよ!たまに手裏剣も投げてたし、ブレイドというのはヴァンパイアの忍者って事だったんですね。
でも今回は仲間が増えて三人パーティ、という事らしいですが、なんだかあんまり強そうじゃないんだよなあ。R・レイノルズ扮するハンニバル・キングは軽口好きのお調子物、なんですが、肝心のアクションの時は何の役に立つやら…。対するJ・ビール扮するアビゲイルは紅一点の女戦士で、その立ち振る舞いやアクションは見惚れますねえ。ただ武器としてアーチェリーを使うんですが、絵的には格好いいことはいいんだけど、敵味方が高性能の小火器で戦っている中で弓矢って、どうも、妙だったなあ…。敵役ではパーカー・ポージーがゴスでコケティッシュな女ヴァンパイアを演じていて、微萌え。あと筋肉馬鹿ヴァンパイアをWWEのレスラートリプルHが演じており、こういうキャラのヴァンパイアっていそうでいなかったので観てて楽しかった。