Half-Life2日記

今日も今日とてHalf-Life 2。“マン・ハック”と云う名の追跡型対人飛行殺傷兵器登場。こいつはメロンほどの大きさの空飛ぶ回転ノコギリで、ノコギリの回るヴィィィーンという嫌な機械音を立てながら群れを為して襲ってくる。コンクリート壁や鉄扉なんかに掠るとノコギリ刃から火花が飛び散るCG描写が凄い。SF作家P・K・ディックの短編「変種第二号」という作品にもこんな兵器が出てきたな。ちなみにこの短編はピーター・ウェラー主演で「スクリーマーズ」という映画にもなっている。
空飛ぶ回転ノコギリ、といえば思い出すのはKILL BILL Vol.1、栗山千秋演ずるところのゴーゴー夕張の操る武器、「ゴーゴーボール」。そしてなによりその原点となった「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」。この映画については3月5日の日記などを参考にされてください。他に、空飛ぶ殺人ボール、というのではホラー映画「ファンタズム」というのがあった。あともうひとつ、ノコギリは付いていないものの、『雲霞の如く群れを為して空を飛ぶ小鳥ほどの大きさの機械生命体』との遭遇を描くSF界の巨匠スタニスワフ・レムの小説「砂漠の惑星」は忘れ難い傑作だ。
さてこの“マン・ハック”、撃退するのに最適の武器は拳銃やマシンガンなどではなく、バールである。(先っちょに釘抜きの付いた長い鉄の棒)このバール、ほかの日記の方も書かれていたが、Half-Lifeでは実は定番の武器である。なんかこう、拳銃持ってるよりもバール持ってるほうが安心するのである。ゲーム開始当初は手に何も持って無くて不安だったが、ひとたびバールを手にしてからは心安らいだ。このゲームに出てくる雑魚モンスター、ヘッドクラブを叩き潰す時もこのバールが重宝する。リアルタイムのオレの仕事でも、このバールを振り回す事が多々ある。木箱の解体をさせたら、はてなダイアリーユーザーの中でも1、2を争うスピードで片付ける事が出来る、と断言してもいい。まあ全然自慢にならない所が悔しいが。