冬物を出す

東京はなんだか久しぶりに雨じゃない休日な様な気がする。
急に寒くなってきて、なんだか既に冬っぽいぞ。押入れを引っ掻き回して冬物を取り出す。以前みたいに経済的に贅沢出来なくなってきているので、今冬は洋服買わないようにしなきゃならんのでちょっとつまらない。
オレは周りの人間と比べるとどうも衣装持ちで、割と洒落者だと思われているらしい。お洒落なのかどうかは知らないが、柄物のシャツを胸はだけて着たりするので、イタリアのチンピラみたいだ、と言われた事はある。ただシャツのボタンを開けてるのはセクシー狙ってるんではなく、胸囲があるので胸がキツイからである。若い頃力仕事のバイトばかりやってたので、肩幅狭いくせに胸板厚い、というバランスの悪い体格になってしまったのだ。あとデブっていうのもあるな…。
洋服を買うのは好きだ。新しい洋服に袖を通す時は気分が変わって心地よい。違った気分になれる。ただ洋服好きは単なる趣味だと思う事にしている。それに、お洒落ですね、とか言われると実は照れくさいし結構きまり悪い。人間自体は普通に生活感あるオッサンだからね。お洒落なヤツっていうのは、例えばユニクロを着ててもお洒落に見えるものなんだよ。オレはユニクロ着ると、単に歳相応になっちゃうもの。本当はお洒落って言うのは、生活態度のことであって洋服の数やブランドネームなんかじゃない事はオレも知ってるつもりだ。そういう風に見たらオレは失格だと思うんだけど。
まあ、それはそれとして、洋服で散財するのって、好きだったんだけどなー。実は母親が入院してるんですが、その入院治療費がかなりかさんじゃって、オレしか払える人間がいないので、実家に送金したら貯金が殆ど無くなっちゃってね。ああ、アマゾンとも暫くお別れかな。とか言って今日もなんだか注文しちゃってるのはどういうことだ。