オレとマナー

自分に優しいか厳しいかは知ったことではないが、他人に厳しい人間にろくな人間はいない。ルールとマナーの話をしなければ夜も日も明けないと言う人間のことだ。世界と社会が自分の統制化に無いと気がすまないのである。なんかこう、マナーがどうとかと言う人間てのは、それ以前に、何か正当な理由をつけて他人に絡みたいだけの奴なんじゃないかと思う。大体そのテの奴ってのは何か得体の知れないストレスを溜め込んで掃け口が無くて堪らないのである。…ええと、すいません、全部オレのことです。
取り合えず、電車で電話、しゃーねーんじゃねーかと。次に電車で化粧してる女子。オレ別に気にしたことないなあ。電車でしゃがみこんでる奴。これはオレ、実際に蹴飛ばします。邪魔だから。「いたの?気付かなかったよ」とかバックレてね。でも街中でしゃがんでる奴はどうでもいいや。
ウォークマンしゃかしゃかいわせてる奴。これは、迷惑と言うより、「お、何聴いてるんだろ」とか聞き耳立てるほうです。オレもしゃかしゃかいわせてるほうだし、人の事いえないしな。一応ボリュームとか絞ってるけど、そうしてるのにも拘らず、イアホンしてるオレの耳に入ってくるほどしゃかしゃかやってる奴がいて、「おお凄えなあこいつ気合入ってんなあ」とか逆に感心したりします。
あとオレがムカつくのは横入りかな。でもな、関西あたりじゃ、横入りされるほうがドン臭い、という見方もあるらしいし、なんかいいオヤジが「横入りはいけませんよ」とか言ってるのも小市民的でぬるいよな。まあ、オレは取り合えず蹴飛ばすんだけど。
それとか通行人の多い歩道を自転車で走ってるヤツ。これもダメなんだ。ええと、これも取り合えず蹴飛ばします。
街中の歩きタバコもさあ、止めた方がいいんじゃない?とは思うけど、吸ってるからって糾弾することも無いと思うけどなあ。
タバコってさあ、実際ろくなもんじゃないんだけど、言い方変えればダーティーなもんなんだけど、こんなもんでもなければやってらんない仕事とかあるぜ、世の中にはプチブルジョアとホワイトカラーしか存在しないわけではないのだ。