反東京ウォーカーな日々

ネタが無いので日記をつける。
観たい映画が何本かあったので時間表でも見るかと思い、タウン情報誌を買ったんですね。こういう時以外は買うような雑誌じゃないんですけど。なにしろ記事がオレには何の興味も無いことで占められてますから。
と言うわけで今日はいかにオレが時流と何の関係も無く生きてるか、タウン情報誌の記事といういわゆる「一般の欲望の対象」とオレがどれだけ掛け離れてるかを比べてみましょう。
まず「春の絶景小旅行」。旅行。興味ないですねえ。どこかに行きたいとか思ったこと無いですね。国内はもとより、海外にも興味ないです。いや、世界のいろいろな国にはどんな歴史や風俗があり、どのような政治背景の中で人は暮らしているのか、という話は好きです。でも観光したいとかは思ったことありません。オレ自身が経験主義に懐疑的なんだと思う。
「ドラマ最終回はこう楽しむ」。ドラマ。観ませんねえ。TV自体あんまり観ませんねえ。1週間で3時間ぐらいかなあ。TVのスピードって俺に合わないんです。なにしろあの煽情しまくりのテンポ。もうアホかと。TV番組って基本的にCMの商品買わす為だけに存在するわけでしょ。サブリミナル広告って、基本的に画像にセックスと死を埋め込むんですよ。エロスとタナトスってことですよね。あからさまなサブリミナル広告は禁止されてますが、例えばどうでもいい糞みたいなサプリメント飲料や合成洗剤や電化製品や車やマンションのCMで「顔のいい女」がニコッと微笑んだりしましょう。しかし、どうでもいい糞みたいなサプリメント飲料や合成洗剤や電化製品や車やマンションの属性は「顔のいい女」とは何も関係ありませんよね。これもひとつのエロティックな煽情なわけでしょう。そこで煽情された我々は消費活動すると。まあ別に「顔のいい女」を拝むのは悪くはありませんが、TVを観る事でのべつ幕無し煽情されていると「うるせえ」と言いたくなるんです。あとTV番組作ってる奴って基本的に見てる人間を見下してますよね。なんですか、あのいちいち流れる台詞と同じ内容のテロップ。CM後にCM前直前まで流されてた番組の内容を何十秒も延々と流して説明するやり方。TV観てる馬鹿どもはCMの間に番組の内容をすっかり忘れてるだろうから、もう一度説明してやるよ!という心温まる気遣いなわけですか。それとドラマ。出てる俳優なりタレントって、バラエティやら週刊誌やらで私生活すっかり晒されてますから、なんかこう現実の手垢なりシガラミなりがバレバレの連中がドラマという架空を演じて見せられても白けませんか。
「沖縄島そばめぐり旅」。食べ歩き。興味ないんですわ。そもそも観光地で現地料理と謳われてる物なんて観光客向けにシフトチェンジしてあるもんでしょう。オレの田舎でも観光客向けの食い物屋はありましたが、地元の人間なんかそんなところで飯食わないし、だいたい地元の人間が食ったことも無いメニューがあったりするんですよね。オレ、そもそも美味い物に興味が無いんですわ。美味い物が嫌いなわけじゃなくて、美味いモンってのはタマに食えるから美味いモンなんじゃないですか。いつもいつも美味いモン食いたいとは思わないですよ。それに美食は体壊しますよ。それよりも不味い物を食わされたくないなあ。だいたい、食いモンなんて、キチンと調理すれば早々不味くならないモンなんですよ。それをわざわざ不味く作る、そしてそれを売る。原価計算だけが存在して自分が何を客に出してるかは興味ない、そんな馬鹿経営者の作る食い物を食わせられるのが一番腹が立つ。腹が立つのが嫌だからオレは基本的に外食しないんですよ。コンビニ弁当も買わないし。オレは料理は下手だし、レパートリーもあまり無いですが、時間があれば自分で作るようにしてます。いや、これだけ啖呵きっといて実はしっかりジャンクフードも食ってるけどな…。
「Jリーグ開幕!王子イルハンは活躍できる?」。すいません、スポーツまったく興味ありません。観るのもやるのも興味ないです。イルハンてなんですか?
こうつらつらと書いたようにオレはどちらかと言うと時流や世間の嗜好と関係ない生活をしてるようで。まあいいんですが。でも「一般な人」は時々、なんだか一枚岩みたいに「ミンナがやってるアレ」とか「ミンナが興味のあるコレ」をお互いの共通項にしなければ安心できないみたいで、あげくにそれを「世間一般の常識」のように押し付けてこられるんで、ちょっと勘弁してって感じになることもあります。まあオレも、どうせ判らないだろうから、自分のこと説明するの面倒臭いので「イヤ、オレ、オタクですから」とか言ってお茶を濁すのも悪いんだけどね。
え?東京ウォーカーって、若い婦女子の見る雑誌だって?そりゃ話も合わないわけだ…。これは失礼しました…。でもコンビニにこれしか売ってなかったんだよー。