先日は六本木の森美術館へ《英国美術の現在史: ターナー賞の歩み展》を観に行きました。以前ターナー賞の受賞作品を集めた《英国美術の現代史 ターナー賞の歩み》という作品集を観たときに、「これは現物を観にいかなあかん」と思ってたのですな。 ターナー…

Gallop! (Scanimation Books)作者: Rufus Butler Seder出版社/メーカー: Workman Pub Co (J)発売日: 2007/11メディア: ボードブック購入: 23人 クリック: 94回この商品を含むブログ (35件) を見る"A Scanimation Picture Book"と副題の付けられたこの本は、…

cochaeのグラフィック折り紙 妖怪おりがみ (おとなのORIGAMI-BOOK)作者: cochae出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/04/19メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る河童や天狗、ろくろ首など日本の馴染み…

asin:4473035115 ターナー賞とはイギリスのテート・ギャラリーが1984年、英国アーティストを対象に設立した賞制度で、「現代美術界のアカデミー賞」とも呼ばれているらしい。この『英国美術の現代史 ターナー賞の歩み』はそのターナー賞の2007年度受賞者まで…

Still Life作者: Irving Penn,John Szarkowski出版社/メーカー: Bulfinch発売日: 2001/09/07メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 596回この商品を含むブログ (3件) を見るオレは結構普通に綺麗な写真やオシャレな写真が好きだったりします。オレ本人…

Hieronymus Bosch作者: Larry Silver出版社/メーカー: Abbeville Pr発売日: 2006/11メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見るなんだか矢も盾も堪らずヒエロニムス・ボスの絵を見たくなり、全作品を網羅したという画…

北斎妖怪百景作者: 京極夏彦,多田克己,久保田一洋出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2004/07/01メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見る葛飾北斎の描いた”妖怪画”収集した作品集。北斎は構図の斬新さ、ビビッドな色彩配置、描線…

The Fantastic Art of Beksinski (Masters of Fantastic Art S)作者: Zdzilsaw Beksinski出版社/メーカー: Morpheus Intl発売日: 1998/11メディア: ハードカバー購入: 12人 クリック: 142回この商品を含むブログ (11件) を見る《究極映像研究所》で紹介され…

Muerte (36 Chambers)作者: Mike Giant出版社/メーカー: Drago Media Kompany Srl発売日: 2007/10/16メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るタトゥー＆グラフィティ・アートのアーティストとして活躍するMIKE GIANTの作品…

チェコのシュルリアリズム映像作家、ヤン＆エヴァ・シュヴァンクマイエルの企画展。シュヴァンクマイエルについてはアートアニメーション作品で知ったのだが、そのグロテスクで暗く鬱蒼としたヨーロッパ的な作品群は、世界でも高い評価を得ている。展覧会で…

金曜日は夏休みだったので、暑い中、おばけ浮世絵とルドンの怪奇絵を見てきたのだよ。 ■《AYAKASHI 江戸の怪し−浮世絵の妖怪・幽霊・妖術使たち−》 浮世絵太田記念美術館 （8／26まで）http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/dis0708.htmlおばけ浮世絵は七月にも一…

今日は原宿の大田記念美術館に浮世絵見に行っておったよ。ここは毎月展示内容が変わって、今月は《浮世絵はどのようにして生まれたか》というテーマの展示をしておった。肉筆画から版画へ、白黒から多色刷りへと変わってゆく浮世絵の変遷を見る事が出来たな…

山口晃作品集作者: 山口晃出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2004/10/01メディア: ペーパーバック購入: 6人 クリック: 110回この商品を含むブログ (74件) を見る驚くほど立体的で緻密な線画と、それと対比的な”抜け”の多い大和絵の省略を多用した平面…

雑然と散らかされ生活感に満ち溢れた男の一人暮らし風の部屋で展開される全裸の”リカちゃん人形”の性的ファンタジー。アートを茶化しまくることを己のライフワークとしている変なアーチスト会田誠の自費出版（？）写真作品集。1000部限定で通し番号入り、”あ…

MONUMENT FOR NOTHING作者: 会田誠出版社/メーカー: グラフィック社発売日: 2007/06/25メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 75回この商品を含むブログ (50件) を見る会田誠の描く美少女はどれもアイドルタレントの顔をしている。アイドルとは大量消費材とし…

David Lynch: The Air Is on Fire作者: David Lynch出版社/メーカー: Thames & Hudson発売日: 2007/05/28メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る『ツインピークス』『ブルーベルベット』などシュールでカルトな作風で知られ…

Basquiat作者: Marc Mayer,Jean Michel Basquiat,Fred Hoffman出版社/メーカー: Merrell発売日: 2005/03/30メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る「で、ストリート・アーチストで目ぼしいところもう一つ」と（自分に）リクエストしたらバ…

今日は会田誠・山口晃展に行ってきたよ！会田誠はアートを小馬鹿にしたお馬鹿アートを描く人だ！大馬鹿野郎のこのオレ様の域にはまだまだ達していないけれど見所のあるゲージツカだね！山口晃はとっても細かい情景画を描く人だ！せこい位チマチマ細かいこの…

精神遅延、カトリックという背景、孤独な人生、死した後発見された夥しい量の図版。ヘンリー・ダーガーはアウトサイダーアートを語る上で無くてはならない存在だが、その作品を分析的に語るのはどこか後ろめたい。ダーガーが描くのは少女達が主人公となりい…

WK Interact: Exterior - Interior Act 2作者: Robert Klanten,Hendrik Hellige出版社/メーカー: Dgv発売日: 2005/08/30メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る ニューヨークに住むフランス人アーティスト「WK INTERACT」。…

Wall and Piece作者: BANKSY出版社/メーカー: Century発売日: 2007/06/05メディア: ペーパーバック購入: 13人 クリック: 93回この商品を含むブログ (7件) を見る今回の作品集、全く知らない作家だったのですが洋書屋で見かけて「これはカッコイイ！」と興奮…

石田徹也遺作集作者: 石田徹也出版社/メーカー: 求龍堂発売日: 2006/05/01メディア: 大型本購入: 6人 クリック: 134回この商品を含むブログ (100件) を見る物と合体し物と化した青年の絵が延々と続く。青年は表情が無く目は虚ろだ。何故ならそれは自分がもは…

Obey: Supply & Demand : The Art of Shepard Fairey作者: Not Available出版社/メーカー: Gingko Pr Inc発売日: 2006/07/30メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (2件) を見る It's hard to imagine that almost 20 years have passed since then-te…

ピクサー展の後に新宿へ。損保ジャパンに入っている東郷青児美術館で『ポップアート1960's→2000's リキテンスタイン、ウォーホールから最新の若手まで』を見てきました。 しかし1日に美術館２つ！しかも両方とも高層ビルの上！一日二回高層ビルとは、オレは…

六本木ヒルズに「ピクサー展」を観に行ってきたよ。 ピクサーがこれまで製作してきた「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」等のCGアニメ映画のキャラデザインの初稿、ストーリーボード、背景、立体モデルなどが展示されておりました。 入ってすぐ…

Everything That Creeps作者: Elizabeth McGrath出版社/メーカー: Last Gasp of San Francisco発売日: 2006/01メディア: ハードカバー クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る剥製、昆虫標本など”魂の消え去ったものの形骸”をモチーフに、マーク・…

■オニンッギョ漫画 人形が主人公の漫画だと最初に思い出したのが江口寿史の「キャラ者」でしょうか。キャラ者 1 (アクションコミックス)作者: 江口寿史出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2000/05メディア: コミック クリック: 3回この商品を含むブログ (15件) …

■バトンを貰ったんであった 《こうせい日誌》のid:SIMさんからテーマを指定した「指定型バトン」というのを戴いたんであった。SIMさんからの御題は「人形」…。人形といえば日頃ブラ子！momoko！と怪しい中年男がおぞましい怪気炎を吐きまくったエントリばか…

休みの日に横浜美術館へイサムノグチ展を見に行っていたよ。 ■展覧会概要 ：http://www.yaf.or.jp/yma/exhibition/2006/special/01_noguchi/index.html 実は例によって不勉強で、こんな世界的に高名な彫刻家の方だとは知りませんでした…。日本では慶応大学、…

れんじゃさんに薦められて渋谷Bunkamuraのポンペイ展を観てきたよ。 ポンペイは、1世紀までナポリ近郊にあった都市国家。ヴェスヴィオ火山の大噴火により、79年に壊滅した。18世紀に発掘が開始され、現在は主要な部分が有料で一般公開されている。その遺跡は…