2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

車に仕掛けられた爆弾を巡る緊張感溢れるサスペンス作!/映画『ハード・ヒット 発信制限』

ハード・ヒット 発信制限 (監督:キム・チャンジュ 2021年韓国映画) 「お前の車に爆弾を仕掛けた。車から降りても通報しても爆破する」。二人の子供と共に車を乗った銀行支店長ソンギュの元にそんな電話が掛かってくる。「なにを馬鹿な……」そう思ったソン…

人間ドックの結果が来たのだ

Photo by Johny Georgiadis on Unsplash 去年の11月に人間ドックを受け、それについての記事もブログで挙げたのだが、結果というのがなかなか来ず、結局来たのは年が変わって1月の半ばぐらいであった。なんでこんなに時間掛かるんじゃい!? そしてその結果…

2021年の夏から秋にかけて聴いていたEDM

Theo Parrish 去年の後半に聴いていたEDMアルバムだが、ブログには特に何も書いておかなかったので、備忘録代わりに羅列しておくことにした。 Thanks To Plastic / Theo Parrish 2015年に閉店したロンドンのクラブ「Plastic People」でのTheo Parrishによる…

50億ドルの財宝を探せ!/映画『アンチャーテッド』

アンチャーテッド(監督:ルーベン・フライシャー 2022年アメリカ映画) アクション・アドヴェンチャー・ゲーム『アンチャーテッド』シリーズは2007年から5作+スピオンオフ1作が発売されている大人気作品である。オレも携帯版以外は全部遊んだ上に、オレには…

その時、何が起こったのか?/長編小説『異常【アノマリー】』

異常【アノマリー】/ エルヴェ ル・テリエ (著)、加藤かおり(訳) 「もし別の道を選んでいたら……」 良心の呵責に悩みながら、きな臭い製薬会社の顧問弁護士をつとめる アフリカ系アメリカ人のジョアンナ。 穏やかな家庭人にして、無数の偽国籍をもつ殺し屋ブ…

”盗油師”たちの危険な挑戦!/映画『パイプライン』

パイプライン (監督:ユ・ハ 2021年韓国映画) 2021年公開の韓国映画『パイプライン』は”盗油師”たちの犯罪を描くアクション映画だ。盗油師とは言っても、他人の車のガソリンを吸い出したりとか北海道の家々で見かける室外灯油タンクから灯油をかっぱらった…

スピルバーグだからこそ生み出すことのできた極上のミュージカル作品/映画『ウエスト・サイド・ストーリー』

ウエスト・サイド・ストーリー (監督:スティーヴン・スピルバーグ 2021年アメリカ映画) スティーブン・スピルバーグがブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」を映画化したのだという。「ウエスト・サイド物語」、有名なのは知ってるけど、ち…

バットマン最凶の敵「梟の法廷」が襲い掛かる!/バットマン・コミック『梟三部作』

バットマン『梟三部作』 バットマン:梟の法廷/スコット・シュナイダー (著), グレッグ・カプロ (イラスト), 高木亮 (翻訳) バットマン:梟の街/スコット・スナイダー (著), グレッグ・カプロ (イラスト), 高木亮 (翻訳) バットマン:梟の夜/スコット・ス…

荒唐無稽ぶりを力技で押し通した爽快痛快スパイ・アクション映画『355』

355 (監督 サイモン・キンバーグ 2022年イギリス映画) 5人の女性エージェントが画面狭しと大暴れを繰り広げるスパイ・アクション映画『355』を観てきました。いやー楽しかったな!映画を褒めるとき「こういうのでいいんだよ!」って言葉がありますが、まさ…

「続編」というより単なる「後日譚」といった印象 / 映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』

ゴーストバスターズ/アフターライフ (監督 ジェイソン・ライトマン 2021年アメリカ映画) 1984年に公開されたアイヴァン・ライトマン監督作『ゴーストバスターズ』は社会現象になるほど大ヒットした作品だが、オレも劇場で観たけれどそれほど感銘は受けな…

スタニスワフ・レムの『地球の平和』を読んだ

地球の平和 / スタニスワフ・レム(著)、芝田文乃 (訳)、沼野充義 (その他) 国書刊行会によるスタニスワフ・レム・コレクション第Ⅱ期配本の第2弾は本邦初訳となる長編SF『地球の平和』。出版は1987年、レム最期の作品『大失敗』と同時期の作品だが、『大失敗…

ジョーカーは3人いた!?/DCコミック『バットマン:スリー・ジョーカーズ』

バットマン:スリー・ジョーカーズ / ジェフ・ジョーンズ (著), ジェイソン・ファボック (イラスト), 秋友 克也 (翻訳) 犯罪者、道化師、コメディアン――バットマンの最凶の宿敵にして、悪夢のような存在であるジョーカーが3人存在する。 この信じがたい事実…