2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【お蔵出し】オレの45冊・SF小説篇

今回のエントリ『オレの45冊・SF小説篇』は2012年1月16日にはてなダイアリーの「下書き」に放り込んだまま7年間塩漬けにしていた記事である。 きっと当時「私の45冊」なんていうエントリが流行っていて、それに便乗しようとしたものなのだろう。タイトル通…

つれづれゲーム日記:『アサシン クリード オデッセイ』の巻

■アサシン クリード オデッセイ (PS4/Xbox One/Nintendo Switch/PC) ◆オレとアサクリシリーズ ゲーム『アサシン クリード』(以下「アサクリ」)シリーズの事は2007年に第1作目が発売された時から気になっていたのである。このシリーズはアサシン教団の暗殺…

大人になるということ、家族であるということ。/映画『シャザム!』

■シャザム! (監督: デヴィッド・F・サンドバーグ 2019年アメリカ映画) ■DCヒーロー『シャザム!』見参! アメコミヒーロー映画『シャザム!』、実は最初あまり観る気がしなかった。 オチャラケ気味の予告編があまりにも軽い。軽い。「子供が大人の体のヒ…

熊男デイヴ・バウティスタが大いに暴れまわる”ダイ・ハード”ムービー『ファイナル・スコア』!!

■ファイナル・スコア (監督:スコット・マン 2018年イギリス映画) ■オレとデイヴ・バウティスタ 最近デイヴ・バウティスタのことが気になって仕方がない。 最初「誰だこいつ」と思ったのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のドラックス役だった。全…

世界の危機はジェラルド・バトラーにまかしとけ!?/映画『ハンターキラー 潜航せよ』

■ハンターキラー 潜航せよ (監督:ドノバン・マーシュ 2018年アメリカ映画) 潜水艦攻撃事件に端を発する米ソ軍隊の睨み合い!迫りくる第3次世界大戦の危機!このまま人類は戦乱の炎に焼き尽くされるのか!?この事態を収めることのできる者はいないのか!…

文化大革命と中越戦争の狭間の青春/映画『芳華 Youth』

■芳華 Youth (監督:フォン・シャオガン 2017年中国映画) ■”文芸工作団”たちの青春 中国映画『芳華 Youth』は、1970年代の激動の中国を舞台に、歌や踊りで兵士たちを慰問する文芸工作団(文工団)と呼ばれる部隊に所属した男女の青春を描く物語だ。監督は…

橋本治の『いつまでも若いと思うなよ』を読んでオレも老人になることについて考えた

■いつもまでも若いと思うなよ/橋本治 若さにしがみつき、老いはいつも他人事。どうして日本人は年を取るのが下手になったのだろうか――。バブル時の借金にあえぎ、過労で倒れて入院、数万人に 一人の難病患者となった作家が、自らの「貧・病・老」を赤裸々に…

ヴァーチャル世界を描く旧西ドイツのSF映画作品『あやつり糸の世界』

■あやつり糸の世界 (監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 1973年西ドイツ映画) ■『あやつり糸の世界』 「1973年旧西ドイツ製作、『マトリックス』や『インセプション』に先駆けたヴァーチャル多層世界を描くSF映画」という触れ込みの作品『あやつ…

粛清!粛清!また粛清!/映画『スターリンの葬送狂騒曲』

■スターリンの葬送狂騒曲 (監督アーマンド・イアヌッチ 2017年イギリス・フランス映画) いやー【粛清】、コワイ言葉っすよねー。専制的な独裁国家がたてつく連中を芝刈り機で芝刈り取るみたいに右から左へ大量に逮捕!監禁!暴行!殺戮!しちゃうってェん…

4月1日、ペット・ショップ・ボーイズ武道館公演。

このあいだの4月1日はエレクトロ・ポップ・デュオ、ペット・ショップ・ボーイズ(PSB)の武道館公演を観に行った。会社帰りに行くのもかったるかったので、この日は有給を取り、余裕を持って臨むことにした。 実はオレはPSBデビュー時からのファンである。最…

つれづれゲーム日記:『ヴィクター・ヴラン オーバーキルエディション』の巻

■ヴィクター・ヴラン オーバーキルエディション (PS4/Nintendo Switch) 「ハクスラがしてえな」オレは煙草の煙を天井に向けて吐き出しながら、ハードボイルドにそう呟いたのである。 ハクスラ。それはオニオンスライスをオニスラと呼ぶようにハクサイをスラ…

ゴミ溜めに生きるクズどもに花束を/映画『ローライフ』

■ローライフ (監督:ライアン・プロウズ 2017年アメリカ映画) 貧困と犯罪がパンツの染みみたいにこびりついたアメリカ/メキシコ国境の街を舞台に、そこで生きる最底辺の連中が関わることになったある犯罪事件の顛末を描いたのがこの『ローライフ』である。…

スタローン主演アクション『大脱出2』は荒唐無稽な謎映画だったッ?!

■大脱出2 (監督:スティーヴン・C・ミラー 2018年中国/アメリカ映画) たまに「乱暴な映画」が観たくなるのである。これは「登場人物皆乱暴の限りを尽くすバイオレンス映画」であると同時に、「とりあえず勢いだけで作られた作りが乱暴な映画」のことでも…