人間ドックに行ってきた

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これから書くのはこの間行った人間ドックの話である。それにしてもちょっと前にこのブログで風邪を引いた話を書いて今回は人間ドックである。しみじみと辛気臭い。年を取るとこんなのばっかりである。あとは定年とか年金とか介護の話とかな。そのうち書くと思うので楽しみにしてろ(いや書かない)。

人間ドックに行ったのは先週、11月8日だった。人間ドックには毎年行っている。行き始めてかれこれ10年ぐらいになるだろうか。45歳過ぎると会社から行ったらどうだと勧められるのだ。半日ドックだから大掛かりなものでは無くて、朝8時頃に受け付けして10時頃にはもう終わっている。内容はといえば基本検査と血液検査、胸部/胃部X線検査・腹部超音波検査・心電図といったところか。前日は9時までに食事を済ませて、当日は朝から水も飲んではいけないのだ。検便も2回とったぞ。この検便は腸の腫瘍を調べるためにやる。当然だが前日酒なんて飲んではいけない。健康状態を子細に調べ生い先短い今後の人生の指針とするべき検査の前日に酒を飲むなどもってのほかである。まあ飲んだが。

当日は金曜日であったが会社には有給を提出しての人間ドックだった。土曜もやってるけど理由をつけて平日に休みたいじゃないか。会社には同じ考えの連中が何人かいて、毎回こいつらとつるんで人間ドックに行っている。だいたいオレと同じ50過ぎのおっさんばかりだ。ところが今回はいつもの面子が殆ど来ておらず、来ていた人間に聞いたらみんな仕事が忙しくて人間ドックどころではないのだという。うーむこういう「忙しくて人間ドックどころじゃない」人間こそ本当は人間ドックが必要なんだがな。

この年ともなると検査項目で何にも引っ掛からないことはないのだが、だいたいが「経過観察」というグレイな結果ばかりで、それらも経年による内臓の老化といったような事柄だ(と思うことにしている)。要精密検査なんてェのも何度かやらかしたが、重篤な病気が発見されたりということは今の所無い。オレは中性脂肪が高くて、それが毎回引っ掛かるんだよな。アブラギッシュな中年なんだよオレは。テラテラしているんだあちこちが。どうだ参ったか(何がだ)。それでも肥満というほどは太ってはいないし、血圧も普通だし持病もないし、だいたいはなんとなくグレイな領域において健康ぽくはあるらしい。まあ今年の検査で恐ろしい結果がでるかもしれんがな。

それにしても人間ドックで一番難儀なのはバリウムだ。胃部X線検査でなにやらアミューズメント筐体みたいなクルクル回る台に乗ってああだこうだとグラビアアイドルみたいなセクシーポーズを要求されるのも鬱陶しいが、バリウム飲んだ後の排泄がなにより鬱陶しい。ここから尾籠なハナシへとなだれこみ賢明なる読者各位には大変不快な思いをさせるかとは思うのだが、バリウムってェのは要するに金属だから(アルカリ土類金属)重いんだよな。何が言いたいかというと、トイレで、なかなか流れないんだよ。これ以上子細なことは書かないが、あれが難儀でなあ。それと、検査が終わった後、早く排出させるために下剤飲まされるじゃないですか。オレ実はこの日、人間ドック終わった後に映画観に行ったんだけど、ふと考えたら「下剤を飲んで映画鑑賞」という何か特殊なプレイを思わせるような状況だったな。まあ持ちこたえたけどね!オレはやればできる子なんだよ!(何がだ)

人間ドックをやっているこの病院ではあらかた検査が終わると食事が供されることになっている。まあそれも費用に入ってるんだろうけどな。で、この食事というのが病院で出される食事とは思えないきちんとしたもので、さらになかなか美味いのである。この日出された食事はこんなの。後ろのほうでよく写ってないが今回は白身魚のムニエルと豚の角煮がメインとなっていた。

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食堂は結構高層になっている病院の上階にあるので窓からの眺めもなかなかである。ちょっと天国に近い病院なんだよ…...(やめろ)。

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というわけでこないだ人間ドックに行ってきた話であった。結果は一週間後ぐらいだろうが問題ない事を祈ろう。