オレと睡眠

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◆オレの睡眠について書くのだ

健康診断の設問で「睡眠はよく取れているか?」なんて項目があるが、オレはまあどちらかというと、割と睡眠は取れているほうではある。最近は午前零時までには寝るようにしている。まあその前に酔っ払ってソファの上で眠りこけていることも多いが(だらしない生活でスイマセン)。起きるのは7時ちょっと前。目覚ましは6時45分にかけて、だいたい6時55分までには起きる事を日課としている。非常に几帳面に思えるかもしれないが、単に無駄に神経質なだけのことである。こういうこまかいヤツは心労多くして早死にする可能性大だ。

ところが実は、午前3時とか4時頃に一回目が覚めてしまう。小用をもよおすのである。寝る前に酒を飲んでいるからだが、実のところ、年を取ったせいもあると思う。以前は午前3時丁度に必ず目が覚めることがあった。殆どホラーである。そして夜中に一回起きてそのまま目が冴えてしまうと目も当てられない。冴えた上に当てられない、いろいろと難儀なのである。

スマホは危険

このとき、気まぐれに枕もとのスマホなんぞを手にしたら超危険である。そのままダラダラと見入ってしまうからである。だいたいTwitterだな。深夜のTwitterは危険だ。たいていは「あぶねえあぶねえ」と言いながらすぐスマホをOFFにするが、これはきちんと睡眠をとって仕事に臨まねばならないからで、これが仕事の無い土曜の深夜早朝だと2時間でも3時間でもぼっけーーーーっとしながら朝までスマホを眺めているもんだから時間の無駄この上ない。

とまあ1日だいたい6~7時間の睡眠をとっているのだが、それとは別に職場でも昼休みは必ず昼寝をしている。昼飯食べた後にちょっとネットを眺め、その後12時40分から就業開始の13時までは昼寝タイムである。このとき机の引き出しからおもむろに枕を出し、机の上に突っ伏して眠るのである。そう、オレは職場に「マイ枕」持参なのである。このとき明かりが入らないように頭の上からタオルを被る事も忘れない。そして13時の就業開始時間になるとおもむろに起き出すわけだが、たまにそのまま居眠りしっぱなしのこともある。でも誰も起こしてくれない。オレの社内での扱いが的確に理解できる心温まる逸話である。

◆20代の頃は不眠症だった

20代の頃は不眠に悩まされていた。長いこと肉体労働系のバイトをしていたのだが、身体が疲れているのに眠れないのである。不思議に思い調べてみると、人間は眠るのにも体力が必要なのだという。年を取ってから眠りが浅くなるのは体力がなくなってくるからなのだという。漢方だかなにかの本で眠れない人は寝る前に胡桃を食べるべし、なんて記述もあった。胡桃の滋養により眠る体力を得られるというのだ。

とはいえ不眠には飲酒で対処していた。オレの飲酒癖は不眠症のせいでもあった。実は飲みすぎるとかえって眠りが浅くなりよろしくない、ということは知っているのだが。しかし眠らないことにはどうしようもないので毎晩飲んでいた。深夜に起きたらそれが3時ぐらいだったらもう一度飲んだ。今はそんなことはしないが、それでも、眠れないのがイヤなので今でもついつい酒を飲んでしまうのだ。

それと併せ、若い頃というのは何かと夜更かしをしてしまうものだ。とあるゲーム(『ウィザードリィ』だよ『ウィザードリィ』!!)にハマって毎日3時間足らずの睡眠を4,5日続けたこともあった。しかしこれはとてもじゃないが体がもたなかった。とはいえ、長い間一日の睡眠時間は5~6時間で過ごしていたと思う。しかし50を過ぎると、もう6時間睡眠どころでは身体がきつい。今は何しろ7時間程度寝ているが、理想はもっと長く寝るべきなのだろうと思う。

◆寝覚めの良さは動物並みなのだ

そういえば、目覚めは相当にいいほうである。正直、目覚まし時計が鳴るよりも前に目が覚めるタチだ。そして布団の中でアラームが鳴るのを待ち、鳴った途端マッハの速さでアラームを切りおもむろに起き出すのである。目覚めのよさは例えどんなに夜更かししても変わらない(まあ昼間相当眠くなるが)。睡眠の質は寝ている時間よりも起きる時間によって決まる、という記事をどこかで読んだことがあるがそんなことなのかもしれない。

スカッと目覚めるコツを幾つか書くと、まず起きたいなら有無を言わせずカーテンを開けるなり部屋の電気を点けるなりして部屋を明るくすることである。それと、身体の一部を動かすこと。オレの場合、両手の指をワキワキと動かす。岡本太郎が「なんだこれは!」とやっているときのようにしつこくワキワキと動かすのである。別に医学的臨床実験結果があるわけではないのだが、指先の筋肉の動きが覚醒へと繋がるのだろうと勝手に思っている。

それと、電車の中で眠ることは全くしない。車で移動中も眠らない。スッと眠くなり数分眠りに落ちることもないことはないが、なにしろすぐ目が覚める。問題は映画館である。映画館では周囲が暗い上に肉体的にも精神的にも相当リラックスしているので、睡眠不足のときはてきめんに寝入ってしまう。

寝てしまった映画をソフトが発売された時に確認したら10分以上は寝ているようだ。一度は映画が始まって終わるまで寝ていたことがあった。寝ていた映画のレビューを「傑作!」「凡作!」などともっともらしくブログに書いてるんだからオレも図々しいものである。まあオレのブログの映画レビューなどその程度の甚だしく適当かつインチキ極まりないものだということである。……あ、もうバレてました?

◆布団縮小問題 

ところでオレの如きつまらない人間の睡眠などという人類70億人のうち誰一人として興味を持つ筈も無い、地平線の彼方まで果てしなくどうでもいい記事をなぜこうして書いているのかと言うと、この頃布団に違和感があるからなのである。

最近自分の寝てる布団が小さく感じるのだ。これは布団が縮んだからなのか。それともオレがこの年になって成長して大きくなったのか。いやいやどちらも有り得ない。だから妙な気分なのだ。

ではなぜ布団が小さくなったように感じるのか。ひょっとしてオレはあるとき、以前とは小さな布団の存在する異世界に転生されられたのか。なろう小説ではお馴染みの異世界転生説だが、だとしてもこんな地味な異世界に転生させられても困惑する。もっとなんかあんだろ?チート使いまくりの最強英雄とかなんかいろいろウハウハな願望充足型存在になるとかさ?

ところでその布団であるが、オレは長年ペラペラのセンベイ布団(煎餅のように薄い布団、の意である)に寝ることに身体が慣れてしまったせいで、たまにフカフカのベッドなどに寝ると、起きたとき腰を痛くしてしまうのである。マットレスを増やしても同様である。即ち身体が貧乏性に出来ている、ということである。枕も乾パン並みに硬くないとダメで、羽毛枕など宇宙の彼方まで論外である。あと羽毛枕で寝ると寝グセが激しくなるんだよッ!

まあオレという存在自体貧乏臭い人間ではあるが、肉体までも貧乏に慣らされ適応していたのか……と思うと果てしなく遣り切れない。こうして哀しくて涙が溢れそうなほどツライ現実を突きつけられたままこのしょーも無い記事は終わるのである。