草津温泉カピバラ旅行【1日目:湯けむり篇】

「そうだ、草津に行こう」。オレは思ったのである。こちら葛飾区亀有公園前派出所。それは両津である。草津良いとこ一度はおいで。お医者様でも草津の湯でも。あの草津である。

なぜ草津なのか。草津と言えば温泉。そして温泉と言えば……カピバラ

そう。実は草津にある動物園にはカピバラがおり、しかも最近五つ子が生まれたというからこれは見に行かねばならないではないか。そしてついでに温泉でも浸かってくれば良いのだ。時間が余れば温泉玉子やら温泉饅頭やらを食ってりゃいい。温泉芸者は特に入り用ではない。

そんなわけで3月の終わり、24日の土曜日と25日の日曜日を使い、相方さんと二人、一泊二日の草津旅行に出掛けたオレだ。まあ実の所、今年の頭から続いた相方さんの現場がやっと終わり、彼女が長期休暇を取ったので、その中で旅行を計画したという事でもある。

草津へは上野発の特急に乗ることになる。

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昼前に出る電車だったが駅弁がわりにいなり寿司を食っていたオレだ。

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2時間ちょっとで長野原草津口駅到着。しかし不必要に長い上に妙に中途半端な名前の駅だな。ここから草津温泉までバスでさらに30分ほど。

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という訳で草津温泉到着。なにはともあれまずは腹ごしらえだ!

この辺りはうどんや蕎麦が有名らしいのだが一番有名な「水沢うどん」は草津ではなくお隣伊香保温泉だ。だからというわけではないけれどもとりあえずうどんの店に行くことにしたのだ。相方さんが探してくれたのがこの店、「まつもと」。

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お昼を割りと過ぎていたのだが30分余り並ぶことになってしまった。やっと席に通され注文したのは上州名物と言う味噌煮込みうどん「おっきりこみ」。

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テーブルに出されてからさらに固形燃料のコンロで5分煮込むのだという。写真に写っている砂時計はその為のものなのだ。というか厨房で5分余計に煮て出来上がったら出せばいいのに、とか思ったオレは風情の無い男なのだ。山菜たっぷりの幅広麺のうどんは素朴な味わいで体も温まったぞよ。ってかなぜか刺身こんにゃくが付いていたのはやはり長野だからか。

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腹ごしらえも終えこの日の宿「大阪屋」にチェックイン。やはり草津に行くんなら日本旅館だろ!?とオレが強硬に予約した宿である。ううむどこまでも和風な佇まいがオヤジ心に染み渡るぜ……。

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チェックインを終えてすぐさま草津観光に突入。まず草津と言えば湯畑だろッ!?

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うおおなんかスゲエぞこれ!

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なんでも源泉の湯があまりに高温なのでこうして冷ましてから各温泉へと供給されるのだという。いやそれにしてもある意味"奇観"ではあるよな。こんなのは日本や世界で他にもあるのだろうか。

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パノラマ写真も撮ったから見るがいいさ!写真をクリックすると大きな写真になるよ。

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湯畑を堪能したオレと相方さんは「西の河原公園」へ。ここに大露天風呂があるというのだ。着いてみるともう、ありとあらゆる水辺から湯気が出ている……。

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湧いてるわ湧いているわどこもかしこもお湯だらけ。

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ただの滝じゃない!お湯の滝なんだぜ!?

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穴守稲荷神社。羽田にも同じ名前の神社があるが、実は羽田から分霊勧請された神社なのらしい。

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そうこうするうち「西の河原露天風呂」に到着。なんとここは「総面積男女あわせて500㎡を誇る日本有数の大露天風呂」なのだよ!まあお客さんが入っているから写真を撮るわけにはいかないので、ここでは観光向けの写真を借りてきて載せておく。これ、全部風呂なんっすよ!料金は600円です。

f:id:globalhead:20180328231822j:plainhttp://sainokawara.com/spa.html

というわけで露天風呂をたっぷり堪能した我々は、旅館に帰りさらに温泉三昧!オレもうふやけちゃう!そして夕食の時間となり、この日は旅館で京懐石をいただく。

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ちんまいお皿にちんまり料理が載っているように見えるが、これが何皿もあるものだから全部のお皿に箸を伸ばしているとあら不思議、これが結構お腹いっぱいになっちゃうのですよ。

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天ぷらも出されたんだけど写真撮りそこなった!それにしてもどの料理もシンプルそうに見えて実は素材や味付けに手が込んでいて実に美味かった!オレ、大トロなんて生まれて初めて食ったよ……(嗚咽)。

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いやあ料理が美味くて日本酒のすすむことすすむこと!そしてこの酒がまた美味かった!こうして飲めや歌え(歌ってないけど)の夜は更けてゆくのであったッ!

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(次回【2日目:カピバラ篇】に続く)