アクションゲーム『ReCore』に老人ゲーマはまたも悲しみの咆哮を上げた


(前回までのあらすじ)老人ヘボゲーマーFUMOはゲーム廃業の帰路に立たされていた。何故ならFPSゲームDOOM』の敵がカタすぎて全然ステージクリアできないからである。FUMOは老人であるため既に視力も知力も反射神経も失い、ゲームに適さない肉体となっていたのだ。だが「子供向け」と思いこれ幸いと購入した『ラチェット&クランク』にはどうもパンチ不足を感じていたのも確かだ。そんなある日、再戦した『DOOM』で遂にカタすぎて倒せなかった中ボスを倒す。なんとこの中ボス1匹に掛かった時間は4時間。2日がかりであった。しかし自信を得たFUMOは新たなるゲームを購入する。そのタイトルは『ReCore』と呼ばれた。

という訳でゲームXboxOneゲーム『ReCore』をプレイしております(PCもあり)。『ReCore』はこんなゲームです。

日本を代表する伝説のクリエイター 稲船 敬二氏と「メトロイドプライム」の開発陣による、新世代のアクションアドベンチャー『ReCore』。ロボットが支配する惑星ファー エデンでわずかに残された人類の一人であるジュール アダムスとして、ユニークな能力とパワーを持つ勇敢な仲間ロボットたちと次第に友情を育み、人類の滅亡を狙う敵ロボットに立ち向かう。この意外なヒーロー軍団を率いて神秘的でダイナミックな世界で展開される壮大なアドベンチャーを体験しよう。人類を救うには頼りになる仲間が必要だ。 (公式HPより

ジャンルで言うとアクションアドベンチャーなのかな?しかし最初異世界を舞台にした走って撃ちまくるTPSだと思って始めたんですが、これが実は相当にアスレチックなアクション要素が強い。購入前の情報では「若年ライトユーザー向けのサクッとプレイできるアクションゲーム(だから値段もライト)」ということをどこかで読んで、「おう、なんだか楽に遊べそうだからやってみよう」と思ってたんだけど、このアクション要素がまたしても老人のオレには手強くて非常に難儀しております(なにしろ老人にとっては、なので一般の方ならサクサク遊べると思うけど)。
物語自体はテラフォーミングの失敗した無人の惑星で一人の少女が目覚め、相棒の犬型ロボットと一緒に砂漠や洞窟に埋もれたかつてのテクノロジーの残骸を探索しながら様々な謎を解き明かしてゆく、というもの。砂漠にはCoreBotと呼ばれる暴走ロボットたちが潜み、これと戦いながら冒険を続けてゆくことになります。マップは非常に高低差があり、目的地に辿り着くには飛び石のように点在する着地ポイントをダブルジャンプとダッシュを組み合わせながら切り抜けて行かねばならないシチュエーションが多数です。
で、なにしろこのジャンプ&ダッシュのタイミングと有効な着地点を探すのがなにしろ老人には大変で、もう難百回と奈落の底に落ちては復活を繰り返し涙目でコントローラーを握っている始末なんですな。しかしアクションとタイミングを体得し目的地への道筋を解法した時の達成感もまたひとしおなのですよ。こういうゲームってどれだけアクションに熟練しトライアンドエラーを我慢できるかが重要なんでしょうが、オレはどうも堪え性が無いのであんまりうまくいかないとすぐ投げ出しちゃう、という部分で欠点なんだろうなあ。
世界観やキャラは面白いし、ゲームシステムとしては既発ゲームの美味しい所を組み合わせながら独自のものを作っているように思えますが、アイテム探索が作業化しちゃうのと今の所物語に盛り上がりに欠けるような気がするなあ。それと相手がロボットばかりなのもちょっと飽きてきたか。ただ、頑張れば10時間ぐらいでクリアできるらしいので、なんとかクリアしてみたい…クリアできたらいいな…これ以上ムズいアクション要求されなければ…(半ベソ)。

ReCore

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