クルアーンにおける第54番目のスーラは月である


イェイ。本日9月9日、54歳になったオレだぜ。シェゲナベイビー。
……ゴホッゴホッ(年甲斐もなく無理したせいで咽ている)。ところでシェゲナベイビーってナニ?

■54歳

というわけで本日54歳になったオレである。ただしブログ主であるフモは54歳ではあるが、ツイッターの暗黒皇帝は1万54歳なんだろうと思う。多分。
毎年誕生日になる毎に律儀に日記に「誕生日のお言葉」を書いているオレではあるが、もうホント年々なんの言葉も浮かんでこなくなってきている。「また歳をとってしまった……」だけである。ただ益体もなく年々老いさらばえてきているだけなのである。夢も希望も無く歳を重ねているだけなのである。いや、希望というなら、「健康でありたい……」というのはある。逆に言うならそれぐらいである。体力と知力と気力の衰えを日々噛み締め、様々なものが潰えてゆく我と我が身の行く末に思いを馳せる時、思うのは「このままずるずるとだらしなく無為な人生にしがみついて生きさらばえたい」ということだけなのである。世間ではそれを老害という。毎年「誕生日のお言葉」は辛苦臭いことを書きまくることになっている年に一度の日なのでこれから発酵臭たっぷりの戯言を書くからご容赦いただきたい。

■健康とか趣味とか

健康。今年もこの9月までの段階で何度か病院に行った。1月には大腸の内視鏡検査をした。とりあえずなんともなかった。歯医者も通院していた。まあこれは折れた差し歯を付け替える治療だった。そして7月から8月にかけて胃の痛みが長期間治まらず、「オレはなにかたちの悪い病気に罹ったのであろうか」と不安になり内科の医者に行ってきた。薬貰ったらなんとなくよくなってきた。薬が切れたらまた痛み出したからもう一回行ったら、また薬だけくれて帰らされた。薬飲んでるとなんとなく具合がいい。調べるとオレは胃潰瘍の薬を貰っているようだが、別に胃潰瘍と診断されたわけでもない。まあ実の所病気というよりは暴飲暴食と煙草の吸い過ぎなのだろうと思う。実は毎年夏になると胃が痛くなるのは、暑さで唾液があんまり出なくて胃液が中和されないからなのではないかと勝手に自己診断している。う〜んしかしこう書いてると実はそんな病気してないじゃないか。

あと夜更かししなくなったな。以前は1時ぐらいまでは起きていたが最近は12時ぐらいで寝ることにしている。次の日がキツイのよ。今毎日6時起きなんだが、つまり最低6時間は睡眠とらないと辛いんだよな。朝は今でも早く起きられるな。早く起きて通勤途中に喫茶店に寄り1時間弱朝の読書をすることを日課としている。実は他に本読む時間とれないというのがあってな。趣味と言えばゲームあんまりしなくなったなあ。これも興味がというよりも、意外とゲームしてると目や腰や頭が疲れるんだよ。そして目のかすみが次の日まで続くんだよ。あとは映画や音楽はいつも通りかな。まあしかし映画館に出掛けるのはどんどん億劫になってきているし、クラブはもう何年も行ってないし、この間行ったコンサートも正直キツかった。出不精は昔からだが、人込みのストレスはもう耐え難いな。朝早く起きるのも、人込みがそれほどないからなんだよな。ストレスには昔から弱かったなあ、人と会うのも苦手だし、こうしてどんどん部屋から出なくなるんだよなあ。そしてビール飲んでピザ食ってるんだからそりゃ不健康だけどこれが楽しくて止められないんだよなあ。

■仕事とかブログとか

こういう社会不適応者みたいな引きこもりのオッサンではあるが一応中小企業のサラリーマンやってるから不思議である。ただまあ実際の所肉体的にも精神的にも頑張りが効かないし(そもそも頑張ったことがあるのかと聞かれると困るが)、仕事の無能レベルもどんどん高くなってきていると思う。どうも自分は一定時間以上仕事に拘束されると精神が壊れやすくなるようなのでなるべく残業は回避するようにしている。まあなにからなにまでヤワい人間なのである。24時間働いている企業戦士の皆様には大変申し訳ないと思うが。

ブログのほうはご覧のとおり相変わらず続けていて週5日更新をキープし続けている。だがこれも実際毎日書いているわけでは無くて週末に書き溜めしてそれを順次更新している形になっている。平日は仕事で疲れて頭が死んでいるから文章を書くのはもう無理。いやあ、疲れてると頭死ぬな。で、だいたい酒飲んでるな。で、週末書いてるわけだけど、殆ど義務化している割には、書いているのは楽しい。文章なんかもう殆ど浮かばないだが、無い頭をこねくり回し、時間忘れてキーボード打ってる。この、「無い頭をこねくり回している時」がひょっとして今一番熱中できることかもしれない。もう誰かに読んで貰いたいとかアピールしたいとかPV伸ばしたいとか全く無い。正直インド映画の記事なんて、それ以外の時と比べるとPVが2割ぐらい落ちる。誰もが知っている映画だとどうでもいい内容の文章でもとても注目される。インド映画誰も興味無いんだなあ、と非常に良く分かる。でも、いいの。書き続けることが目的だから。ただ日記書いてる時ってほぼチェーンスモーキング状態で、半日でタバコひと箱開けるぐらいだから健康には相当悪いな。命削って日記書いてるのかもしれんな。鶴の千羽織かよ。誰も着ねーよ。

■そして相方に感謝

まあうすうす勘付かれていると思うがオレは結構壊れた人間で、壊れた生活している男なのだが、それでも一般人のふりをして社会に潜り込み、野垂れ死ぬことなく犯罪に走ることも無く、あまつさえ給与生活して好きなもの消費してそこそこ楽しく生きているのだから自分で言うのもなんだがたいしたものである。こんなことをやってられるのもひとえに相方のおかげだ。オレがもし孤独な人間ならとっくに死んでるか頭がおかしくなってるか犯罪者になっているだろうとよく思う。オレが虚無的な性格なのにもかかわらず絶望に至らないのは相方がいるからである。思えばこの世界で肉親以外でオレのことを理解し赦してくれるのは相方ただ一人だろう。その肉親も父はおらず母も死んだので残りわずかだ。
相方といるとあんまり安心しきっているものだから、なにか喋ってもモニョモニョとしか発音せずよく聞き返される。普段は大きな声ではっきり喋る。世界は敵だから隙を見せたくないんだ。「世界が敵」とか言ってる段階で頭のおかしい証拠だが、要するにいつだってどこだって息苦しく居心地が悪く緊張感を強いられる場所だってことだ。そんな中安心できる場所であってくれる相方は、ある意味オレの命の恩人かもしれない。毎年誕生日にはこうして辛気臭いことを書き散らかすのを恒例としているが、同時にここまで生きながらえさせてくれた相方への感謝を表わすことにもしている。この世界で未だまともな振りをしていられるのは彼女のおかげだからだ。相方さんいつもありがとう、またカピバラをモフりに行きましょう。
(↓ナマニクさんからツイッターで貰った暗黒皇帝ケーキ写真)