『メタルギアソリッドV ファントムペイン』と『Evolve』をやった

■『メタルギアソリッドV ファントムペイン』は「メタルギア:怒りのアフガン」だったッ!?


遂にというかようやくというか『メタルギアソリッドV ファントムペイン(MGSV:TPP)』が発売され、オレも例の如くプレイしているわけである。2014年3月に先行して発売された序章『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ(MGSV:GZ)』のクライマックスでは恐るべき悲劇が巻き起こるが、この『MGSV:TPP』はその9年後である1984年、当時のソ連と紛争真っただ中にあるアフガニスタンを舞台として幕を開ける。
この『MGSV:TPP』、なにしろプレイ時間で1時間近くあるオープニングからエライことになっている。いやもうまさに地獄図である。『MGSV:GZ』から素直に続くのかな、と思ってたらあんなものやこんなものが現れ、物凄いテンションで盛り上げまくっているのだ。あまりにも圧倒的すぎて、このオープニングだけでこれまでやった様々なゲームが霞んでしまったぐらいだ。
だがこのモノスゴイオープニングの後は普通にスニーキング・ミッションのスネークさんになってちょっと落ち着く。なんといっても今作のウリは「オープン・ワールドのMGS」である。アフガニスタンの広大な大地を縦横無尽にスニーキングしまくるらしいのである。この後アフガニスタン以外の舞台があるのかどうかは分からないが。システムや雰囲気は『MGSV:GZ』とそれほど変わらないのだが、閉鎖空間で逃げ場のなかった『MGSV:GZ』よりは難易度が抑えられている。しかし今回の『MGSV:TPP』では敵兵などをフルトン回収したり、基地となるマザーベースでの開発・拡張、さらにオンラインでのプレイなどの要素が盛り込まれている。
まあ個人的にはオンラインはやらないし、シミュレーション要素の強そうなマザーベースの拡張もイマイチ興味が湧かない。だが最初面倒に思えていたフルトン回収、これが妙にハマる。フルトン回収というのは敵を拉致して基地に送り込むもので、拉致した敵は仲間として武器その他の研究開発を推進してもらうのである。これにより武器装備がレベルアップする、という訳だ。
実はオレ、『MGS』の基本プレイスタイルであるスニーキングミッションというのが大の苦手で、諸手を挙げてシリーズのファンというほどではなかった。しかし今回の『MGSV:TPP』は小火器が最初から使い勝手が良く、別にスニーキングしなくてもバリバリ敵を撃ち殺して武力制圧することも可能となっている。これは楽である。しかしフルトン回収しなければマザーベース要員を揃えることができない。つまり敵を倒さずにプレイする理由がきちんと存在するというわけなんだ。
まあなにしろヌルイ腕をしているオレなので、全てスニーキング/フルトン回収でプレイするのは無理なんだが、逆に「どの程度までスニーキングでやるのか?」が自分の判断となり、そのせめぎ合いの中でゲームを進める部分が面白いな。なお、以上はまだ殆ど最初の部分しかやっていないうえでの感想ということで。
さて、今回オレはこの『MGSV:TPP』をXboxOne版を買ってプレイしているんだが、最初のほうのステージでミッションクリアしたら、画面が真っ暗になってそのままゲームが進まなくなったんですよ。「あれ?」と思って2回ほど再プレイしてみてもダメで、「これってバグ?」と思って背筋が凍っちゃったんですよ。しかしもしやと思ってそれまで加入していなかった「Xboxゴールドメンバーシップ」に加入&課金したらその症状が無くなりましてね…。いや、パッケージに「Xboxゴールドメンバーシップ必須」とか書いてあったんだけど、オレはオンラインやらないから関係ないや、と思ってたらどうもこういうことなのかなあ。
それともうひとつ。今作ではコナミ小島監督との確執があれこれネットに書かれていて、「なんだかなあ」と思ってるんだけど、これから先どうなっちゃうんですかねえ。少なくとも今のコナミじゃもうこういったゲーム出さなそうな気がするんだけどなあ。ある意味世界レベルで通用する名作シリーズなだけに、物凄くモニョモニョするよねえ。

http://www.youtube.com/watch?v=PGFmc-Gs81Y:movie:W640

■『Evolve』は怪獣になってのっしのっし歩き回るのが気持ちイイ!!


Xboxゴールドメンバーシップ」に加入したついでにDLした無料ゲームがこの『Evolve』(実際の所メンバーのみのDLなのかユーザー全員がDLできるのかは不明)。実はこの『Evolve』、リリース前から結構注目していたので無料で入手できたのは結構嬉しかった。ゲーム内容は未開の惑星を舞台にした人間のハンター4人と巨大モンスター1匹との戦いを中心としたアクション・シューティング。タイトルの「Evolve」というのは「Evolution=進化」の意味で、これはモンスター側が捕食を繰り返すことでより強力に進化してゆくゲームシステムを表している。
最初オンラインオンリーだと思って買ってなかったんだが(なにしろオンライン嫌いなんですよ)、実際やってみるときちんとソロプレイがあり、そしてこれが想像以上に面白かった。プレイヤーはハンター側、モンスター側どちらを選んでもいいのだが、チュートリアルでプレイしたモンスター側の操作がメッチャ楽しいのだ。なにしろ巨大なので、マップ内をのっしのっしと歩き回り、あらゆるものを破壊し踏み潰し、ちんまい敵のハンターどもを蹂躙しまくるのがとても爽快なんですよ。要するに怪獣になったような気分が味わえるんですね。
ただ敵ハンターもなかなか手強くて、これは「アサルト」「トラッパー」「メディック」「サポート」と役割分担があり、直接攻撃の他いやらしい罠は仕掛けてくるし、攻撃してHP減らしても回復係が元に戻しちゃうし、最初だからか結構苦戦した。しかしこの4人のハンターを追い詰め一人一人屠ってゆくのは実に快感でねー。
逆にハンター側でやってみると、神出鬼没なモンスターの居所を探り出したりするのがちょっと面倒だったかな。これもチームワークを覚えてゆけば面白くなってゆくのかもしれない。ハンター側のキャラはガチムチだのヒャッハー系だのがいて(もちろん美人キャラも)、これを選ぶのも楽しいね。
なにしろ1時間ぐらいやっただけなんだが、モンスターでのプレイ本当に面白かったわ―。これは意外とみっけもんかも。

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