EnoとUnder WorldのKarl Hydeによるコラボアルバム『Someday World』が素晴らしい

◆Someday World / ENO・HYDE

Someday World [輸入盤スペシャル・エディション2CD] (WARPCD249X)
Brian EnoとUnder WorldのKarl Hydeがタッグを組んだコラボ・アルバムが堂々のリリース。Brian Enoといえばアンビエント・シリーズが有名だったりするけれども、個人的にはそれ以前のRoxy MUsic、さらにソロ時代の「ヤンチャな電子音楽職人」「でも時としてメロウかつ美意識爆発」なEnoが大変お気に入りだった。この『Someday World』はそんなかつてのソロ時代を髣髴させる音作りがオールド・ファンとしては大変嬉しくて、最近のEnoのアルバムではピカイチである、と断言したい(まあ最近の全部聞いてるわけでじゃないけど)。今作ではEnoのヴォーカルが大幅にフィーチャーされているのだが、これがまた生気に溢れ、元気いっぱいで頼もしいのだ(実はEnoのヴォーカルって結構好きだ)。かつてはアルバム『Another Day on Earth』で「涅槃間近のお爺ちゃん」みたいなヴォーカルを聞かされて「まあEnoももういい爺さんだしなあ」と思っていたのが嘘のようだ。そしてそんな若々しい風をEnoにもたらしたのがKarl Hydeということなのだろう。アートどっぷりじゃない元気なEno、実にいーのー(ヲイ)。もちろん今日のオススメ。 《試聴》

Someday World [輸入盤スペシャル・エディション2CD] (WARPCD249X)

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