購入コミック覚書

失踪日記2 アル中病棟 / 吾妻ひでお

失踪日記2 アル中病棟

失踪日記2 アル中病棟

吾妻さんのアル中病棟日記。コミック内の吾妻さんがいつもの3頭身から4頭身ぐらいになっていて、妙にスマートだ。内容が濃そうなのでじっくり読もう。

毎日かあさん(10)わんこギャル編 / 西原理恵子

西原さんの子供たちも大きくなったな。以前のドタバタは鳴りを潜め、子供の育ってゆく喜びと一抹の寂しさが描かれる。歳を経て素直に幸福を感じる西原さんが感慨深い。

狼の口 ヴォルフスムント(5) / 久慈光久

ハプスブルク家が設けた地獄の関所「狼の口」の戦いが熾烈さを増しているよう。封建主義の世界で支配者と草の根の市民が戦う様子はどこか白戸三平を思わせる。

楳図かずおの恐怖劇場 怪獣ギョー / 楳図かずお

魚の怪獣だから「ギョー」!。これは読んだことあるけど不気味でいい話だったな。残りの作品はかなり古い時代の作品みたいだけれど、楳図氏の黒々とした画面はそれだけで怖くていいね。

水木しげるの不思議草子 / 水木しげる

室町時代から江戸時代初期に掛けて庶民に親しまれていた「御伽草子」を水木さんが漫画化。水木さんの古典文学漫画化作品はどれも好きだな。

■荒野の少年イサム(1)(2) / 山川惣治(原作)、川崎のぼる(画)

荒野の少年イサム 1 (復刻版コミックス)

荒野の少年イサム 1 (復刻版コミックス)

荒野の少年イサム 2 (復刻版コミックス)

荒野の少年イサム 2 (復刻版コミックス)

これは書店で見つけて「おおおお懐かしい!」と小躍りしてしまった。1971年から少年ジャンプ連載で、自分はこの漫画は途中から読み始めたな。コミックも持ってた。西部開拓時代のアメリカに、日本の侍とインディアン女性との子供、イサムが生まれる。その彼の成長と戦いを描く和製ウェスタンなんだけれど、今読んでも描き込まれた絵としっかり作られた物語に引き込まれる。全5巻で順次刊行らしいから、完結を楽しみにして読み続けよう。