ミニマル・エレクトリック・ミュージックの鬼才・
Ricardo Villalobos、8年振りのフル・アルバム。実はオレ自身は、
Ricardo Villalobosについてはその注目度に反比例して「なんだか掴み所のない音だなあ」と毎回曲を聴くたびに思っているのだが、その"掴み所"を押さえたいばかりに何故か何度も聴いてしまう、という変なリスナーである。非常に複雑なことをやっているのだろうがその音は引っ掛かる部分がなくスルスルと耳に入り、邪魔にはならないがハマることもない。いったいなんなのだろうこの音は、と今回もリピートしている。
《試聴》
■From The Far Future Part 2 / Terrence Dixon
デトロイト・テクノのベテランDJ、Terrence Dixonが
Tresorがリリースしたニューアルバム。
デトロイト・テクノ的な黒っぽいグルーヴよりもむしろベルリン・テクノに通じる冷ややかさと繊細さを感じさせる音。
《試聴》
■Balance 22 / FUNK D'Void
「Balance」のMixCD新作は
スコットランドのテクノ・シーンで活躍するFUNK D'Voidが登場。フロアを意識した流麗なテクノ/ ハウス・サウンドをMix。こういう王道なMixを聴くと結構ほっとする。
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■Fabric 66 / Ben Klock
Fabricの66番はベルリンのクラブ「
Berghain」のレジデントDJとして活躍するBen KlockのMix。Ben Klockはとても好きなDJなのだが、やはり期待に違わぬダーク&ハードなミニマル・チューンが唸りまくっており大満足な1枚。
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