岐阜・奈良旅行記 その4・奈良吉野に後醍醐天皇の旧跡を見て歩く篇

■脳天大神は階段500段下にあった

蔵王権現を拝んだあとは吉野の山道を散策しながら様々なお寺を見て回ることにしました。まずは金峯山寺のすぐ下にある脳天大神へ。しかしこの脳天大神、なんと階段で500段あまり下った場所にあるのです。つまり、帰りはその500段をまた上って帰ってこなければならないんですね…。「どうするよ?」とオレと相方さんは目を見交わせましたが「ここまで来たんだから行くのが吉!」とばかりに往復1000段の階段を上り下りすることを決定!…いやまあ、結果、容易く死んでましたけどね…。
 

■吉水神社、竹林院、さらに吉野の奥深く金峯神社

ヘバりながら吉野散策を再開。まずは世界遺産・吉水神社。ここは後醍醐天皇の行宮であり、源義経静御前の隠れ家でもあったとか。

そして竹林院。ここはかの聖徳太子が創建したとされる寺院なんだそうです。この辺、時間が足りなかったのでちゃっちゃと通り過ぎています。
 
この竹林院の前からバスが出ていて、吉野の山奥へと分け入ります。バスが到着した場所からまたしばらく上ると金峯神社があります。創建については不詳。
 

吉野水分神社、そして花矢倉展望台へ

金峯神社から山を下ること数十分。あたりは杉の木で一杯の山道です。舗装はされてるけどね!

そしてそろそろ気が遠くなりかけたところに吉野水分神社がありました。ここも創建については不詳。最も古い記録は『続日本紀』の文武天皇2年(698年)に存在しているとか。とてもとても古い造りをしており、京都や奈良の社寺の造りとはやはり全然違うものを感じるんですよね。
 
さらに下ると花矢倉展望台があります。ここから吉野が一望できます。吉野が山の尾根伝いに出来ているのがよく分かりますね。町並み一番向こうに見える茶色の大きな屋根が金峯山寺ですね。

■お昼ご飯を食べて吉野にさよなら

朝7時過ぎに奈良を出て9時に吉野に到着、そして4時間あまりでこの辺を駆け足で眺め、大体見るべきものは見たところで1時過ぎ、お腹も減ったので吉野名物だという「柿の葉寿司」を食べて帰る事に。柿の葉寿司というのは鯖の押し寿司なんですね。相方さんは葛きりも注文して満足しておりました。そしてこの柿の葉寿司を食べて今回の旅行の予定は全て終了、あとは京都経由で東京へ帰ります。
  
おみやげで買ってきた吉野の桜ビールと京都や奈良のよく分かんないグッズ。大黒様飾るんかオレ?
 
というわけで3日間の旅行もお終い。暑かったけど、天気に恵まれたいい旅行になりましたね。吉野ではちょっと曇り空でしたが、その前の2日が暑かったから丁度よかったかも。ただ、調子に乗って3日間山を登ったり下りたりしていたので、体がもうボロボロ…。次の日の会社では疲れてどんよりしておりましたよ…。
(おしまい)