今年よく聴いたエレクトリック・ミュージック・アルバム10枚+シングル

今年もエレクトロ・ミュージックを中心に沢山のCDを聴きましたが、エレクトロ・ミュージックと一括りに言ってもその中は様々に細分化され、さらにジャンル内で融合・進化を遂げいるので聴いても聴いても飽きないし、驚かされることが多かったですね。自分はクラブに行くことの無いインドア・エレクトロ・ミュージック・リスナーですが、部屋だけでなく、いつもiPodにこれらの音楽を詰め込み、通勤時や出掛けるときに楽しんでいました。やはり自分にとって音楽は、とりわけエレクトロ・ミュージックは心の糧ですねえ。自分にはいろいろな趣味がありますが、「これだけは無くなったら絶対に困る」と思うのはまさに音楽なんですよね。

■Framework / Mike Dehnert

FRAMEWORK

FRAMEWORK

アムステルダムDelsinからリリースされたベルリン地下テクノDJ、MIKE DEHNERTのアルバム。硬質かつダークなミニマル・ダブ。

■With U / Holy Other

With U

With U

Holy Otherはウィッチハウスというジャンルに属するのだそうですが、宗教音楽を思わせる幽玄さが美しかった。

■Feed Forward / Sandwell District

SANDWELL DISTRICT

SANDWELL DISTRICT

ダークなインダストリアル・テクノを得意とするSandwell District、このアルバムでも不気味でシリアスな音響世界を構築していました。

Berghain 05 / Marcel Fengler

BERGHAIN 05

BERGHAIN 05

ベルリン・OSTGUT-TONレーベルのMixシリーズ「BERGHAIN」の第5弾はレジデントDJであるMarcel FenglerのMix。バランスよくハードな音を盛り込んでいて楽しめました。

■Ambient Selections / John Beltran

AMBIENT SELECTIONS

AMBIENT SELECTIONS

John Beltranのアンビエント・ミュージック集は美しく癒される音に溢れていて、しかも決してノンビートではない軽快さが素晴らしかった。

■Back In The Box / Global Communication

BACK IN THE BOX ( MIX )

BACK IN THE BOX ( MIX )

Global CommunicationのMix集はデトロイト好きには号泣必至のデトロイト名作集!聴かずに死ねるかという粒揃いの作品ばかり、無人島に持っていきたいアルバムの1つでした。

■Fünf / Various Artists

Funf

Funf

ベルリンのテクノ・レーベルOSTGUT-TONの設立5周年を記念してリリースされたコンピレーション。ベルリンのひんやりした空気感とダーク&ソリッドな音世界は実にはまりました。

■Treasure / Martin Schulte

Treasure / トレジャー

Treasure / トレジャー

ロシアのDJ、Martin Schulteによる3rdアルバムは静謐さと美しさを兼ね備えたポスト・ダブステップ・サウンド。聴いていてどこまでも心が落ち着きました。

■fabric 57: Agoria

Fabric 57: Agoria

Fabric 57: Agoria

フランスのDJ、AgoriaによるfabricのMixCD。フランスDJらしいバラエティ豊かなセレクトがどこまでも愉しい優れたMixでした。

■Live At Robert Johnson Volume 8 / Dixon

LIVE AT ROBERT JOHNSON VOL.8

LIVE AT ROBERT JOHNSON VOL.8

自分が最も信頼するベルリンのハウスレーベル、Innervisionsを主催するDJの一人Dixon。彼の音源はエレクトリック・ミュージックの枠に留まらない高い音楽性とインテリジェンスを感じます。

■Incident (Miyagi) / Joris Voorn

Incident (Miyagi)

Incident (Miyagi)

今年も様々な曲を聴き、沢山の良い曲と巡り合いましたが、その中で今年最も聴き、さらに2011年という年を象徴する曲をリリースしたのがこのJoris Voorn、そしてその曲『Incident (Miyagi)』です。この曲はJoris Voorn最大のヒット曲『Incident』を、東北地方太平洋沖地震チャリティーとしてRemixしたものです。ダンサンブルな中にもどこか祈りのようなメロディが込められたこの曲には実にゾクゾクさせられましたね。その後日本来日時にはDJプレイも観に行きましたよ。