Hunted: The Demon's Forge　(Xbox360) (PS3) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

ガチムチ（しかもツルッパゲ）の人間の男とセクスィーなエルフの女子がコンビとなって襲い掛かるモンスターを撃破しながら物語を進めてゆくファンタジー・アクション・ゲームであります。人間の男は主に剣やら斧やら無骨な武器をメインに使い、女エルフは主に弓矢をメインに使って敵と戦うんですね。
ただしサブウェポンとしてそれぞれ人間男→弓矢に、エルフ女→剣にチェンジする事もできるんですが、威力としては気休め程度でやはりメインの武器を中心として戦うことになるでしょう。そしてそれぞれの武器は拾うことによって威力の高いものを手にしたり、魔法属性を与えることで魔法攻撃や特殊効果を加えることができるんですね。魔法や魔法属性武器を使えるようになるとガンガン強くなってくるので戦いがかなり面白くなってきます。

ゲームはこの二人のどちらか使いたいほうを選択してプレイし、選択されなかったほうはAi操作でプレイヤーをサポートしてくれます。このAI、まかせっきりでも結構戦い抜いてくれるんですが、楽だからと言って放っておくとやっぱり戦闘不能になります。かといって自分一人で突っ込んでいっても結構厳しい部分があり、このへん自分と仲間との位置取りをきちんとして連携で敵を倒していったほうがいいようです。あと時々仲間はどっかに引っ掛かったままこっちに来てくれなくなるので要注意です。

プレイヤーキャラとAIキャラはマップに存在するモニュメントをタッチすることでチェンジできますが、これがあんまり建ってなくて、1回選んだら暫く替えられない位に思ってプレイしたほうがいいかも。キャラの変更による難易度の変化はというと、エルフのアーチャーで後衛を務めていた方が戦闘不能になる事は少ないので、ゲームをすいすい進めたいならエルフを、手応えある戦闘をしたかったら人間の戦士を選べばいいんじゃないかな。ただ「このマップではこのキャラ使わなきゃダメ」というのも無さそうなので、このキャラ替えの仕様は難易度の変化以外に特に必然性を感じなかったりするんだよなあ。

戦闘は（今の所）あんまり戦略性が無くて、アクションのバリエーションもなんだか乏しいし（だいたいジャンプが出来ない！）とりあえず力勝負、武器と魔法の威力勝負でゲームを進めていく形になりそう。つまりアクションゲームとしては少々大味なんですよね。ただ、例によってグラフィックがハンパ無く綺麗な上に、ダークかつ気色悪いデザインの遺跡やダンジョンがいい雰囲気出していて好きですね。それにむさくるしい人間戦士と美形の女エルフが減らず口たたきながらも協力し合ってゲームを進めてゆく様子は見ていて楽しいんですよ。まだやりはじめなんで今後の展開でどんなふうに化けるかは分からないんですが、とりあえず楽しくプレイしています。